なぜか IQ 否定論に走りたがる日本 | 台湾人家族の日本奮闘記

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日本で20年ほど暮らしている台湾人家族です。
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ブログ主のパパは欧米留学歴8年の元・旧帝大教員

日本に来てから、いろんなところで「IQは重要ではない!」と強く主張する文章を見ます。

例えば私が最近読んだこちらの文章:

 

そして近年日本で少しずつ知られている「ギフテッド」という言葉、一見「人には知能の差がある」と認めるような言葉ですが、知能の高さを認める反面、それに伴って必ず社会適応障害を持っている意味合いで使われていることがほとんどですw

 

なぜ日本は「ただ知能が高い」人間の存在をそこまで否定したいですかね キョロキョロ

欧米では、IQ は勉強の面だけではなく、生涯年収や仕事のパフォーマンスに関連性があることが普通に認められているのに。

 

例えば、一番上の新聞記事が引用している「1528人を35年間追跡した」研究、この研究を主催する Terman 先生はまさに 1928 年のアメリカに普遍に存在する「天才は必ず社会適応障害を持つ」固定観念を覆そうとしてこの研究を始めました 笑い泣き

 

今の日本の「ギフテッド」に対する理解は 1928 年のアメリカと同じくらいとしか言いようがないですね…

 

結局、この研究は確かに「知能は成功と完ぺきな関連性を見られていない」と結論付けしていますが、その意味合いは上記文章のニュアンスとかなり違います。

 

Terman 先生の原文は下記です:

We have seen that intellect and achievement are far from perfectly correlated. Why this is so, what circumstances affect the fruition of human talent, are questions of such transcendent importance that they should be investigated by every method that promises the slightest reduction of our present ignorance. So little do we know about our available supply of potential genius, the environmental factors that favor or hinder its expression, the emotional compulsions that give it dynamic quality, or the personality distortions that make it dangerous. (Terman & Oden, 1947, p. 352)

 

要するに、確かに知能は成功と完ぺきな関連性を見られていませんが、その理由を究明し、この天才たちをサポートする体制を構築する重要性を主張しています。

 

上記文章の「知能と成功は相関関係にはない。この研究対象からはノーベル賞受賞者も、ピューリッツァー賞の受賞者も、ピカソのようなアートの成功者も生まれなかった」のニュアンスではありません。

 

ちなみに Terman 先生が研究した 1528 人の中、一番成功している 100 人と一番成功していない 100 人の IQ を比べると確かに 157 vs 150 と 7 の差しか見つからないため、「完璧な関連性を見られない」結論に繋がりましたが、その 1528 人全体とその時代の一般人全体と比べたら、明らかにより良い生活をしていました。

 

上記研究は 100 年も前の研究ですが、近年ではより多くの研究知力と収入仕事のパフォーマンスに繋がっていると結論付けしています。

 

せっかく日本も平均 IQ が世界トップレベルの国なので、IQ の重要性を否定するより、ちゃんとこのアドバンテージを最大限に生かす施策をした方が日本国益になるとは思いますが、この考えは甘すぎですかねw

 

文章の最後に、私にとって IQ 180 と言ったら思い浮かぶ人物の画像を共有しますw

 

まぁ、金田一も IQ 180 の持ち主でありながら、37 歳になっても大して成功していないことに間違いないですがw