“木内マジック”再び甲子園へ 常総サヨナラ優勝 | BOLAO NANA`s Style

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 孫よりも若い選手たちの手で3度、宙に舞った。中盤の劣勢をはねのけ、連日のサヨナラ劇でつかんだ甲子園切符。「私は(勝利を)あきらめました。でもやるのは生徒。きょうは生徒の勝ち、監督の負け。フフフ」と得意の“木内節”で選手をねぎらった。

 1点を追う九回二死一、三塁で背番号14の宇津木が同点打。十回一死満塁では背番号19の川崎の右飛から決勝点と選手起用も当たり、“木内マジック”は健在だ。

 10回を1人で投げ抜いたのは背番号4の主将、島田隼斗投手。父・直也さん(38)は87年夏に全国準優勝したときのエースで、その後日本ハムや横浜などで活躍した。常総のDNAを継ぐ1人息子は「最高です。楽しめました」。表彰式では優勝旗の重みを両手で実感した。

 大会中の15日、初めて全国制覇した取手二時代のエース、元横浜投手・石田文樹さん(享年41)が死去。「葬式にも行けなかったけど、石田も分かってくれるでしょう」

 03年の全国制覇直後に監督を退いて以来の甲子園。「優勝? そんな強かない。まだ、オレがなんか言わねえと(選手が)動かねえんだよ」と嘆いてみせたが「向こう(甲子園)行って強くなりますから」とも。

 喜寿77歳の監督が甲子園で白星を挙げれば、戦後最高齢勝利となる。