6月に入り、雨季に入りました。

午後スコールがある日が何日か続き、昼間の気温は少し下がった気がします。

 

試験農場の方も、適当な雨で作物は順調に育っているようです。

昨年の5月は雨で作付けどころではなかったのですが。
農業は天気に大きく影響を受けます。

平年の気温とは30年間の平均値ですから、実際に平年の気温と同じ年はないと言っていいでしょう。

「今年は去年より暑い」「今年は去年より雨が多い」などと言いますが、人間の記憶はせいぜい数年前の記憶です。

一方で農家は、豊作だった、病気が多かった、秋が早かったなど農作業の記憶の中に天気を記憶しています。

良かった記憶が一つでもあれば頑張れる、それが農家なのかもしれません。

ハッキリしていることは、一発逆転がないのが農家であり、日々の経験が10年後に生かせるのも農家です。

 

そんなわけで、今回は昨年9月頃から11月頃の試験農場の様子です・・・(-_-;)

管理用耕耘機の整備、あちこちよく壊れます。適当な部品を使っての修理ですが、だんだん調子が良くなる(笑)。

2021年8月に植えたパイナップルにやっと花が咲きました。収穫まであと6ヵ月。

収穫の様子はまた改めてお知らせします。

これは10月植えのパイナップル。収穫は18か月後の予定。気の長い作物です。

試験農場をドローンで撮影。このうち作付けは約2ヘクタールです。

トウモロコシの播種作業。手押しの播種機もあるのですが、重すぎて軽量化にも限界があり手で播種することにしました。

7月播種のトウモロコシの収穫、播種から90日で収穫できます。

このトウモロコシは、8月播種。カンボジアでは水さえあれば一年中栽培が可能です。

北海道出身の私には納得しがたい栽培体系です。

小さなディスクハローを作ってみた。カンボジア仕様です。

ディスクハローの試運転。畑の条件に最適なセッティングを探ります。

事務所用に食卓テーブルを作ってみた。事業地が変わるたびに引っ越しがあるので、分解できるようしてみた。

飲用水タンクの台。20ℓのタンクを専用の台を作って乗せます。生活が少しづつマイホーム化しています。

この事業が終わった後は、引っ越しが大変だとかはあとで考えます。

カシューナッツ、まだ植えていないところがあるので、作業の合間に植えていきます。

 

左は試験農場、右は村長のカシューナッツ畑。試験農場側が低いので、村長の畑に降った雨は全部流れてきます。

バックホーがいる所は村人の生活道路。雨季に通れなくなるので試験農場側に流し込みます。

反対側からの写真、道路からの水が一気に試験農場側に流れ込みます。

この後は畑の中に水の道を作ります。

 

乾季には灌水作業に追われ、雨季にはスコール対策に追われます。

畑の環境整備には意外と手間暇かかるカンボジアの農業です。最初に整備するのは大変ですが、長い目で見れば必要な整備です。カンボジアの農家は最小限の整備で農業を営んでいます。これからはトラクターなどが普及するのでしょうから、次第に畑の整備が進むことでしょう。そのためにも、今の作物を少しでも生産量を増やし、自己資金を用意できるようにする必要があると思います。

 

最後に、小さな重大発表があります。

映画出演のオファーをいただきました!

私の今までやって来たことをドキュメントドラマにまとめていただきます。

特に何かを成し遂げたわけではありませんが、人生60代後半。まあそれなりにいろいろやってきました。

気が付けばカンボジアで10年、お仕事を頂いた皆様、付き合ってくれた通訳やアシスタントにはずいぶんお世話になります。

どんな形で創りあげるのかは、私にもまだ理解できていませんが、オファーいただいた方にお任せします。
また、制作費用を集めるためのクラファンを6月23日に公開いたします!
今後の活動を広報していきますので、引き続き何卒よろしくお願いいたします!

 

 

 

 

 

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