8月19日
精華町役場人権啓発課主催イベント(講座)『絵本で知る!作って感じる「自分らしさ」のカギ』の講師を務めました。
精華町の人権啓発推進としての催し、また、お子さまの夏休み中のイベントということで......
🌟 「自分らしさ」「多様性」を知り、個人とコミュニティの幸福を目指す内容
🌟 ジェンダー平等の視点を絵本(作品)から感じていただける内容
🌟 親子で取り組める・小さなお子さまも参加できるワークショップ(「自分だけのうちわ」を制作)
以上をふまえ、2部構成でお届けしました。
合言葉は......
〈きめつけ怪獣をやっつけよう!〉(*^-^*)/
― 講座の流れ ―
1. 絵本ってなんだろう?
* 人々の願いとともに300年
2. 読むちから
* 「読むちから」と心の育ち
3. 「ジェンダー」ってなんだろう?
* 子ども向けテレビ番組、ディズニー映画のこれまでと現在
4. 世界とわたし(自分らしさ)に出会う絵本〔作品紹介〕
* 知る
* 想像する
* きめつけない
* うけとめる
5. ワークショップ
* 紙に書いてみよう!
すきなあそび、たべもの、「いいな」と思う自分etc.(ワークシート「自分らしさってなんだろう?」に記入)
* 自分だけのうちわを作ろう!
―講座資料の一部をご紹介―
🍀300年の歴史の中で、古今東西「絵本」が、時代と人々の願い・価値観を表してきたことをお伝えしました。
🍀わたしたちの身の回りにある「ジェンダーバイアス」についてお話しました。
テレビ番組やディズニー映画の中で、関連広告のなかでどのような「ジェンダー表現」が行われてきたのか?これまでの変遷と現在の様子を探りました。
🍀本を読む体験は「わたし」「世界」と出会う体験であり、読むちからは成長とともに育つことをお話ししました。
🍀ジェンダーバイアスにしばられない、「自分らしさ」「自由な生きかた」を伝える・感じさせる絵本の数々をご紹介。
🍀第2部は【ワークショップ】
最初に「自分らしさってなんだろう?」...探りながらシートに記入。
次に、白地のうちわに好きな絵や言葉を描き込んだり、折り紙、リボン、シールなど好きな素材を貼りつけながら「自分だけのうちわ」作りを行いました。
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写真に映ってくれたお子さまたち、ありがとうございます。
講座も集中してくれて聴いてくれて、とても嬉しかったです。
大切なことは、みつめること、想像すること、うけとめること……そして、きめつけ怪獣をやっつけること!
ワークショップで作った「私だけのうちわ」は、みんなひとつひとつ違った、この世でひとつだけの一点ものです。
「自分らしさ」「あなたらしさ」を、必要な際にゆったりとした気持ちで思い出し、大切に育んでくださいますように。
他者の幸福、自分の幸福を大事にしてくださいますように。
コミュニティの未来が、ますます明るく豊かなものでありますように。
猛烈な暑さの中をお運びいただきました皆様、そして今イベントにあたりまして各種画材、制作材料をご準備くださいました精華町ご担当者様、役場の皆さまに心より御礼申し上げます。
皆さまに再びお目にかかれる日を楽しみにしております!
~おまけ~
精華町役場は町立図書館と同建物内にあります。入口ロビーでは「子どもを性暴力から守る」企画展示が行われていました。
とてもわかりやすい!!(子どもにわかる素晴らしい内容だと思いました。)
場所がいい!!(ビルに入った正面、目に自然と飛び込んでくる展示です。)
子どもを守る取組み、市民を大切にする空気をそこかしこで感じる素敵な街。お招きいただきありがとうございました。
絵本コーディネーター東條知美