◇早稲田大学教育総合研究所・特別講演会

『絵本へのいざない 〜自分らしさを考えるツールとしての絵本の可能性』

 

 

 

12/18

教育学部小林敦子教授にお招きいただき、研究者、ゼミに所属の学生さん、留学生の皆さん等に向けてお話しさせていただきました。

 

今、自分自身のものとして、子供に手渡すものとして――

多分野における絵本の可能性を、存分に語った2時間。

 

 

 

 

―  講座(120分)の流れ ―

 

◇早稲田大学教育総合研究所・特別講演会

『絵本へのいざない 〜自分らしさを考えるツールとしての絵本の可能性』(講師:東條知美)

 

Ⅰ. 講義

① 時代と人を映す「絵本」

② 日常に潜む「バイアス」

③ 変化を迫られる日本社会

④ 子ども向け映画、テレビ番組のいま

⑤ 自分らしさを育む絵本

⑥ 未来を手渡す「絵本」

⑦ 要点まとめ

 

Ⅱ. 質疑

 

✿配布資料 22p

 

 

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いつも通り、歴史のなかの「子ども観」「絵本」を紐解き、社会データと共に作品を解説し、教育現場での実践や体験を語り、聴衆に問いかけ提唱するスタイルの講演。

若い方々の反応、とくに異なる文化背景を持つかれらの反応にはたいへん新鮮なものがありました。

 

将来は(日本、あるいは中国で)子どもの教育の仕事に携わるであろう皆さまに、祈るような思いをぶつける場面もございました。

「互いにわかりあうこと」「偏りのない眼で相手をみること」がいかに肝要かという点を、絵本を真ん中に感じていただき、共有できたのではないかと思います。

 

熱く、エキサイティングなひと時でした。

 

 

 

お声掛けいただきました 早稲田大学小林敦子教授をはじめ、お世話になった皆様に心より感謝いたします。

ありがとうございました。

 

「こうあってほしい世界」「こうありたい自分」を(主体的に)見つけ出すことのできる読書活動、絵と言葉で静かにうったえる〈絵本〉というツール。

 

今後とも様々な場面、様々な分野におけるこの可能性を、実践者の一人としてお伝えしてまいります。

 

 

クローバー子どもに絵本を、大人にこそ絵本を。

絵本コーディネーター東條知美

 

 

***追記(12/26)***

 

学生の皆さまより、お便りが届けられました。 

「多様な価値観やライフスタイルを認め子どもを安心させることは、誰もが幸せに生きられる世界に繋がると感じた」 

「絵本は大人のものでもあると初めて知った」 

「絵本には知の力、美の力、思考の力がある」 

「バイアスを新たな認知へと変化させ、発信者として意識していきたい」...等々。

とても 嬉しいです。

またお会いできる日を楽しみにしております!(*^-^*)