9/18 💐敬老の日
わたしの好きな6冊
【おじいさん・おばあさんの絵本】
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9/18 【シドニー・スミス講演会】
「美しい光と影を描き出すシドニー・スミスの絵本表現」(JBBY主催)に参加しました。
いま世界でもっとも注目される絵本作家のシドニー・スミス氏。
『ぼくは川のように話す』(ジョーダンスコット 文/シドニー・スミス 絵/原田勝 訳/偕成社)を語る場面では、技巧を駆使するプロの論理とそれ以上に、自らの即興性を信じる強さが感じられました。
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9/22
函主として参加する「本の長屋 」(高円寺)のお店番。
月に一度は入りたいと思っており、この日は3度目になります。
途中からどしゃぶり。雨音に包まれる古民家で必要以上にリラックスしている私
自宅かここは。。。
下山ワタルさん @utsuwa 、サボテンサトシくん @sabotensatoshi 、うさぎ舎さん @usagi_sha 、ふちどりさん @fuchidori_books 、名護さん&名護お母さま、狩野さん、他ご来店の皆様ありがとうございました。
楽しみな企画(本のフェス?)も立ち上がりました。
長屋の11月をお楽しみに!
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9/23 【秋分の日】
秋分の日は昔から、あの世とこの世が繋がりやすくなる日と言われてきました。
来週は十五夜 です。
静かに満ち欠けする月も、人知を超えた不思議な力を感じさせるものの一つ。
街を、戦場を包みこむやわらかな光に――
あなたは何を祈りますか?
◇『ふしぎな月』
(富安陽子文/吉田尚令絵/理論社)
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9/24
絲山秋子 『末裔』(河出書房新社)読了。
表紙絵にあらためて目をやりおおと唸る。
大人が
言葉で説明のつかない不思議な世界に身をおくこと、ひとときの非日常に身を委ねることの意味――。
避難所、傷病手当の部屋、回復のための〈鎌倉の家〉に
文学や絵本を重ねる私だ。
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9/25
乾いた風が吹いてくる。
青草の匂いと羊の群れ。
羊は空を駆け登り、そのうちに雲と見分けがつかなくなってしまう。
橙や紫色に移りゆく空の下、
羊飼いと犬は、ただ黙って雲を見送っている。
一瞬で迷い込む世界。
どこかの国の
どこかの丘へ
◇『とおい とおい おか』
(谷内こうた絵、文/至光社)
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9/26
表紙の姿勢……相撲では蹲踞(そんきょ)と呼びます。
することで戦いに向かう意識が強くなりテンションが上がるものだそうです。
〈どすこい どすこい がんばるぞ!〉
朝、みなさまの立合いの気合は十分でしょうか🏋️✨
☆『どすこいみいちゃんパンやさん』
(町田尚子/ほるぷ出版)
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9/28
もうこんな時間(※もうすぐ午前0時)だけど、家族のことで悩む友だちに
「彼(彼女)は今、そこにいることをちゃんと自分で選んでるんだから、だいじょうぶだよ」と伝えたくて。
朝ごはんは何にする?
野原へ好きなだけ花を摘みに出かける?
◇『きょうがはじまる』
(ジュリー・モースタッド作/石津ちひろ訳/BL出版)
〈わたしだったら たぶん、じぶんの すきな えほんを よむとおもう。
どんな えほんか、あててみて!〉
この場面、好きだなあ。(腹ばいで絵本を読む女の子がこっちを見てるの)
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9/29 🎑 中秋の名月
十五夜といえば月見団子。
団子が転がる昔話の絵本はいかがですか。
☆『だごだごころころ』
石黒渼子、梶山俊夫 再話/梶山俊夫 絵(福音館書店)
団子好きの鬼に囚われた(団子作りの名人)おばあさん。
助けてくれたのは、あの日助けた赤とんぼでした――。
秋の里山で繰り広げられる、息もつかせぬ物語🍂
(9月の絵本棚)
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9/30
いろんな人からパワーをもらってフル充電の一日。
(動く日と、石のように動かない日の落差がすごすぎて現実感に乏しい昨今)
そんなわけで翌日(10/1)はヘタりぎみですが、目にしたものをひとつひとつ、一人一人のお顔や声を思い出し、「ありがてぇこってす」とひとりごちております。
素敵なみなさまアリガトウ
絵本(読書)を推す日々
いくつかのテーマに沿って絵本を紹介するお仕事をいただくことがあります。
外側に絵本の魅力をお伝えるチャンス!とはりきる私。
ぶんぶんやります。全力中年です。
これはわたしの唯一の自慢で……だから臆せず書いちゃいます
これまでに「絵本」のテーマで取材してくださったライター、編者、記者、ディレクターの方々。そろって私の絵本愛(熱風か?)にあてられ、ご紹介絵本をすぐさまご自分用に、お子さまに、友人へのプレゼントにとご購入いただいているらしいのです。
なんてうれしい……!
図書館でもイベントでも新聞でもテレビでも、そして最近函主として参加しております「本の長屋」でも。
わたしはずっと絵本を、読書を、推しつづけていきたいと思います。
📚 絵本コーディネーター東條知美