マディは字を読むのが大嫌い。
みんながクスクス笑うから、国語の時間が何より嫌いです。
そんな彼女がある日図書館で出会ったのは、犬のボニー。

〈「まちがえてもいいんだよ」って、わたしにおしえようとしているみたい〉

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ただ静かに寄り添うこと…

犬(や猫)に本の読み聞かせをするR.E.A.D.(Reading Education Assistance Dog) プログラムは、アメリカの図書館でずいぶん前より実際に行われています。

日本では2016年に東京三鷹市で取り入れられ、

以来全国に少しずつ広まっています。

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この絵本 を読んでまず思い出したのは、これまでに出会った(6歳〜20歳くらいまでの)
「本なんてだいっきらい!」
「たくさん字が書かれていると、それだけでうんざり!」と言う、たくさんの顔、顔、顔…。

(識字に問題を抱えている場合は別として、)読む時間の喜びや安心を、本とともに手渡していけたらと思います。


今日もコツコツ、それぞれの場で♪🐾


絵本コーディネーター東條知美