外出自粛要請の中、今日もみなさまおつかれさまです(`・ω・´)ゞ

感染症対策に有効とされる「ソーシャルディスタンス」(人とひとの間の約2メートルの距離)。

2メートル(ソーシャルディスタンス)ってどのくらい?
たぶん、もしかしたら、これくらい?
絵本の中に探してみましょう♪という企画です。( ②


今回は、なんと

絵本作家さんにも聞いてみました!

作者お墨つきの(たぶん、もしかしたら)「ソーシャルディスタンス」📏🤔😊❔
ご紹介します。


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(表示画像)

「おたからパン」と いう
おいしい パンやさんが ありました。
♪そとは ぱりぱり、なかは ふわふわ。
かめば かむほど あまくて おいしい
おたからパン♪
あまりの おいしさに たべた ひとが うたってしまうほど。
あるひ、ひとりの おとこが
みせの かんばんを みて いいました。
「おたからパンだって?
たからが たくさん ありそうだ。はいってみよう。」
おとこは どろぼうだったのです。

(ひさかたチャイルド ホームページより)


(本編画像)
             ※画像使用許諾済み


探したところ、ひっつきはあってもなかなか程よい離れ具合が見当たらず、これくらいかなと思うのをひとつだけ見つけました。

(p16〜17)
パンの やきあがりです。
いい にお〜い! 

(絵本作家 真珠まりこさん より)


🍀🍀🍀


たしかに、このふたりの距離はちょうど2メートルくらいに見えます!
ということは…このホカホカの焼き立てパン、もしかしたら直径1メートルくらいの特大サイズ?
いいなあ。
食べたいなあ💗




ところで、(あらすじに登場する)泥棒はどうなったと思いますか?
実は、彼…
パン屋のおじさんに誘われ、一緒にパンを焼くようになったらしいのです。
泥棒は廃業し、心機一転、みんなを幸せにするナイスガイに生まれ変わったのです✨
おーっと つまり、この黒ヒゲ男の正体とは…?


『おたからパン』(ひさかたチャイルド)に、ソーシャルディスタンスみーつけた♫


真珠まりこさん、ありがとうございました!




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ビーコロは工場の中だけしか走れない、小さな蒸気機関車。
いつか外を思いきり走ってみたいと思いながら、毎日働いている。
そんなビーコロのために、仲間の機関車たちが特別すてきな計画を立てました。
(童心社ホームページより)

(表紙画像)



(本編画像)
 ※画像使用許諾済み


「じょうききかんしゃビーコロ」(童心社刊)より
国鉄(今のJR)の線路の幅(2本の線路の間隔)は1067mm、枕木は2100mmなので、線路の枕木を挟んで向かい合うと、ほぼ2mですね。

そこから考えると、作中でビーコロとヨシツネじいさんが向かい合って話すシーンは、ほぼ2m離れて向かい合ってる感じ。
(絵本作家 ミノオカ・リョウスケさんより)


🍀🍀🍀


線路や枕木の幅…わたくし、初めて知りました。枕木、けっこう長いのですね。

『じょうききかんしゃビーコロ』は、厚生労働省の児童福祉文化財 特別推薦にも選定された作品です。
がんばっている姿はきっと誰かが見てくれている…と思わせてくれる絵本。


「図工作家」の顔も持つミノオカさん。
疫病を静めると伝えられる「アマビエ」の、楽しい紙コップ工作をネットにアップされていますよ♫

twitterより画像拝借)


『じょうききかんしゃビーコロ』(童心社)に、ソーシャルディスタンスみーつけた♫

ミノオカ・リョウスケさん、ありがとうございました!




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『おたからパン』(ひさかたチャイルド)も『じょうききかんしゃビーコロ』(童心社)も、「こうあってほしい世界」をきちんと私たちにみせてくれる作品です。


迷ったり悩んだりイライラしたり、とかくギスギスしがちな毎日。
こんなときだからこそ、家族で絵本を囲む、温かいひとときを過ごしてみてはいかがでしょう。

「👈ソーシャルディスタンス、発見!!✨」

ぜひ、絵本で遊んでみてくださいね。


(次回も作家さん編。どうぞお楽しみに!)


🍀絵本コーディネーター東條知美