「一冊の本を売る」がコンセプトの森岡書店（東銀座）へ。
以前イベントでご一緒させていただいた高橋和枝さんの絵本『トコトコバス』（講談社）が、このたびの"一冊"です。
原画の展示、それから「高橋さんの作品に出てくる家をイメージした」という、陶芸家石神照美さんによる小さな家が並べられていました。
「日本画の絵の具で描いた"古い絵"を切って貼った部分と、そうでない部分とがあります。最初そのつもりはなかったのですが、説明用のダミーを切り貼りの形で作って行ったら、（編集者さんが）これでいきましょうと。それで作り始めたのですが、そのうちに"古い絵"がたりなくなってしまって…（笑）」
（高橋和枝さん談）
石神照美さんの小さな家々。絵本からそのまま飛び出したよう。
こじんまりとした空間ぜんぶが「高橋和枝」。
ほかの何にもじゃまされない、高橋和枝の世界。
高橋和枝さんの絵をみると泣く病か？くらいファンであることをこの際打ち明けます。
私の琴線にことごとく触れてくる表現の数々よ。
「同時代にご一緒できて嬉しい」と告白しちゃいました。
あとは
すぐに植木を枯らしてしまうクセだとか、紙を無駄に使いがち…といった共通点をみつけてクスクス笑いあいました。
（左から陶芸家の石神照美さん、高橋和枝さん、東條）
『トコトコバス』の場面を再現した絵を一枚購入。
絵本原画と同じように、この世にひとつの宝ものです。
バスが山をのぼっていきます。
なつかしい夢 みたいな風景。
高橋和枝さん、石神照美さん、森岡書店さん、すてきなひと時をありがとうございました。
「一冊を売る書店」でゆったりとした時間を、ぜひ皆さまも。
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◇1/21〜1/26（13-20時）
『トコトコバス 高橋和枝 絵本原画展』
森岡書店
（MORIOKA SHOTEN & CO.,LTD）
東京都中央区銀座１丁目１−２８−５鈴木ビル１階
tel 03-3535-5020
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（絵本コーディネーター東條知美）