最後にせっかくの機会ですから、東條から会場にいらした「今回の研究会の影の功労者」である皆さまへもインタビューをさせていただくことにしました。

 

 

「(授業で)〈教材としての図書館資料〉を活用するという研究内容。先生はもちろんのこと、図書館の司書の方も大活躍されたことと思われます。

こちらの第一日暮里小学校司書の方に質問させてください。


こちらの図書館の書棚はたいへん充実した内容で、絵本もたっぷり揃えられています。

学校に〈絵本〉があることについて、普段お気づきになられていること・思われたことがあればお聞かせ下さい。」(東條)

 

 

(※以下、概略の形でご紹介します)

・「子供たちは学年が上がっても、その子なり、その場面なりに絵本とのかかわりを日々楽しんでいる。」

・「子どもたちが絵本を手に読書している姿からは、〈絵〉と〈文章〉、両方から何かを感じ取っている様子がよく伺える。」

(学校司書 相澤さん)

 



さらに、普段より校舎内の様々なスペースを、すてきな装飾で彩ったり、子どもたちへ読み聞かせを行っているという保護者グループ「ブックボランティアすわのもり」メンバーのお一人にも、質問させていただきました。

 

 



「こちらの小学校では保護者の皆さんの持つ底力、子どもたちへの思い、手仕事の丁寧さに至る所で感じ入り、なかえ先生と共にすっかり感動してしまいました。
 

図書館を中心とした装飾や読み聞かせの場面で(学校の)読書推進に関わる中で、親御さんとしてどんなことを思いながら活動されていますか?」(東條)

 


(※以下、概略)

 
・「私の子どもは、まだ入学前(当時から読書推進が盛んだった)にこの小学校を訪れた際、「ボク、この学校へ来たい!」と目を輝かせた。」


・「子どもたちが来たくなるような環境作り。先生たちと保護者がチーム一丸になってできることを嬉しく思う。」
(ブックボランティア「すわのもり」 中島さん)

 


(廊下にも素敵な〈本のコーナー〉がありました。)

  


司書の相澤さん、ブックボランティアの中島さんには、突然の質問にお応えいただき、心より感謝しております。
ありがとうございました。

 



そして、このような素晴らしい機会・学びの場を与えて下さいました第一日暮里小学校の皆さま、日本学校図書館学会の皆さま方には重ねてお礼申し上げます。
ありがとうございました!


現場での見聞、講演の経験を生かすべく、引き続き精進してまいります。


(右から 日本学校図書館学会顧問・押上先生、なかえよしをさん、第一日暮里小校長・羽中田先生、東條)


 


絵本コーディネーター 東條知美