夏休みがはじまって・・でもお子さんの宿題やら自由研究やらでなかなか気の休まらないというみなさまへ、ご案内。



『おっきょちゃんとかっぱ』

(長谷川摂子 文/降矢奈々 絵/1994 福音館書店)



小さな女の子「おっきょちゃん」。ある日一人で川に足をつけて遊んでいると、「あかいかおをした きみょうなこども」が水の上に顔を出し・・・

水底のかっぱの祭りでもらったもちを「ひとくちたべたら おとうさんのことを わすれ、ふたくちたべたら おかあさんのことをわすれ、みくちたべたら 、みずのそとのことを ぜんぶ ぜんぶ、わすれてしまった」

小さなおっきょちゃんは、このままかっぱと共に生きるのでしょうか?おうちには帰れないのでしょうか?

かっぱの友だちガータロの優しい仕草に、思わず胸が熱くなる場面も。(読んだ方にはわかるかな。)


眠る前に読めば、ほっとするエンディングに親子でふんわり幸せな気持ちのままぐっすり眠りにつけそうです。 

明日も暑いぞ!でも、やさしい気持ちをキープしたいものですね。

夏の夜にイチオシの1冊です。



『僕らの絵本』