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◆ラオス
「カンボジアは初めてということもあり、一人での行動はけっこう緊張したけれど、ラオスに着いたとたん家に帰ったときのようにホッとしました」とやべさん。
「これまでに8回も行っているので、ビエンチャンならばどこを歩いていてもだいたいわかるし、道を歩いていると以前からの知り合いにバッタリ会えたりして。」
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ラオスでもカンボジアと同様に、20人ほどの受講生に向け「絵本・紙芝居出版研修」が行われました。
「ラオスは初めて行った1995年以来、ずいぶん変わってしまった部分もある」とおっしゃるやべさん。
ちなみに下の絵は、ラオスの環境改善を目的として9年前に制作された環境絵本『ぼくはどこへ行くの』です。
道に棄てられたビニール袋が彷徨って・・土に還ることのできるバナナとの対比が描かれています。
やべさんが絵を担当していらっしゃいます。2004年に初版、2012年に再版されラオスの小学校の総合学習の教材として使われています。
「いまやラオスは、私の第二の故郷みたいな感覚なんです」とおっしゃるやべさん。ラオスから感謝状を贈られています。
ラオスの画家、ヴォンサワンさんの絵本。17年前にやべさんの「ラオスのこども 」の「紙芝居づくりセミナー」に参加された方です。
(SVAホームページhttp://sva.or.jp/activity/oversea/laos/ )
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◆ミャンマー(難民キャンプ)
SVAの現地事務所は、メソットという、タイとの国境付近にある町に置かれています。(タイの北西部にあり、タイからはプロペラ機に乗っての移動でした。)
今回やべさんは、そこから四輪駆動車で1時間半ほど登った山の中にあるミャンマー(ビルマ)の難民キャンプ にも出かけられました。
難民キャンプ内の図書館での研修では9人の参加者が、絵本制作・紙芝居制作の2つのグループに分かれて取り組みました。
↑絵本『象とトラ』。今回の研修ではこれの紙芝居(タイトルは『ちえは勝つ』に)のダミーが作られました。
(こちらは、その難民キャンプにあるSVAの図書館を紹介する動画です。)http://www.youtube.com/watch?v=4P-Lbji8FOU&feature=player_detailpage
SVAが2000年よりミャンマー(ビルマ)の難民キャンプで行っている図書館活動については、以前私がやべさんからご紹介いただきました下記の本、
『図書館への道~ビルマ難民キャンプでの1095日~』 (渡辺有理子/著 2006年鈴木出版)にそのいきさつが詳しく書かれています。
(図書館や本が、人々にとってどんな意味を持ちうるのか等、深く考えさせられます。読み物としても面白くたいへん読み応えのあるドキュメンタリー本です。)
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研修はメソットにあるSVA事務所で行われました。これまでSVA関連の制作物に作家や絵描きとして関わった人や図書館関係者が対象です。
内容は前の2カ国と同様、(絵本や紙芝居の)ダミーを現地で作り上げることを目的としたものです。
ミャンマー国内では「ビルマ語」と「カレン語」を話す人口がそれぞれ多く、2つの言語で書かれた紙芝居をそれぞれに作る作業が必要だそうです。
(↑同タイトルの絵本『ミス・レケーコ』2冊。「ビルマ語」と「カレン語」の別言語で書かれています。)
(SVAホームページhttp://sva.or.jp/activity/oversea/brc/ )