〈本日のトコジラミ被害状況〉

 

トトリ家

トトリ、手足にやや痒いところが二ヶ所。

原因がトコジラミかどうかは不明。

 

 

トトリ実家

母、刺され跡なし。 

 

 

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これまでのいきさつ:

 

トトリ家に続き、トトリ実家にもトコジラミ被害が!?

 

殺虫剤「Z」とマットレスプロテクター「マモルくん」をすぐさま導入。

 

「Z」と「マモルくん」に託されたトトリ実家の未来はどうなる!?

 

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20代のころ、母の学生時代の写真を見て驚いた。

 

写真に映っているのは自分なのではないかと思うほど、若い頃の母とわたしがそっくりだったからだ。

 

 

わたしが結婚して名字が変わったあと、初めて行った内科クリニックでこんなことを言われたこともある。

 

 

「トトリさんって、もしかして◯◯さん(←母)の娘さんではないですか?」

 

 

 

 

母はそのクリニックに通っているが、娘がいることなどクリニックの先生に話したことはないという。

 

わたしが母から教えてもらいそのクリニックに行こうとしていたことも、クリニックの人に話してはいなかったそうだ。

 

なのに、

 

母とは違う住所に住み、名字も母とは違い、名前も母の名とは関連性のない(母の名前から一字取ったとかでもない)名前のわたしを、ただ顔を見ただけで、

 

「このトトリさんという人は、◯◯さんの娘さんに違いない!」

 

と思うとは。

 

どんだけ母とわたしは似ているのだ。(驚愕!)

 

 

 

 

ところで、わたしはアラサーのころの一時期、やたらと手の小指の皮が剥けたことがあった。

 

原因は不明で、時が過ぎたら自然に治ったのだが、なんと母も若い頃の一時期、やたらと小指の皮が剥けたことがあったのだそうだ。

 

 

すごいDNA!

 

驚きのそっくり遺伝子!

 

 

 

 

そんなわけで、わたしは外見だけでなく体質も母と似ている。

 

ゆえに、トコジラミに刺された跡も母はわたしと似たような感じになるのだろうと思い込んでいた。

 

だからとても意外だった。

 

母の刺され跡が、とんでもなく痒そうに真っ赤になっていることが。

 

 

 

 

母は定期的にマッサージに通っていたが、

 

「こんな刺され跡があったら、とても人様の前で足を出せないわ」

 

と、跡が消えるまでマッサージに行くのはやめたという。

 

 

残念なことに、トコジラミの刺され跡はなかなか消えないと言われているけどね……

 

(しかもわたしなんて、刺され跡は見えない or ごく小さいけれど、その「ごく小さな刺され跡」は出来てしまったが最後、ほとんどがシミになって残ったままだし)

 

 

 

 

不幸中の幸いは、母もわたしと同じく「たいした痒みではない」ということだ。

 

 

「そんなに痒そうな見た目の刺され跡なのに、たいして痒くないの!?」

 

 

と、驚いてしまった。

 

 

でも母の場合、痒くなくても赤く腫れることから、

 

「トコジラミがまだ家にいるか、もう撲滅できたか」

 

が分かりやすいだろう。

 


 

 

わたしの刺され方では「いるかいないか」が分かりにくいので「少しだけ羨ましい」と言ったら、

 

 

「マッサージに行かれなくて困ってるのよー」

 

 

と反論された。

 

まあ、それは確かにね。

 

 

先方も、マッサージに来られてその刺され跡見たら

 

「この人、トコジラミを連れてきてないでしょうね」

 

と怖くなるだろうしねぇ。

 

 

 

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