去年の春、庭の花壇に沢山のネモフィラを植えた。

 

今年はトコジラミ騒動でそんな気分になれず、何も植えなかったけど……

 

去年のネモフィラのこぼれ種から勝手に育ち、いくつかネモフィラが咲いてくれた。

 

人生には辛いことがあっても、嬉しいことも用意されているみたいだ。

 

――とはいえ、「辛い事=トコジラミが家にいる」で「嬉しい事=ネモフィラが咲いた」だと全然つり合いが取れていないので、もっともっと嬉しいことが起こらないと納得できないけどね!

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これまでのいきさつ:

 

トトリ、ついにトコジラミに刺される!

 

愛犬、もうすぐ16歳になる!


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おそらく、トコジラミに刺された時の反応で多いパターンは、

 

「初めて(あるいは数回目まで)刺された時は無反応。それ以降に刺された時から赤く腫れ、激しい痒みが出るようになる」

 

というものだと思う。

 

(なお、刺され続けると再び無反応になっていくという)

 

 

しかし痒みはアレルギー反応なので、個人差がある。

 

数回どころか、沢山刺されまくってようやく痒みが出る人もいる。

 

何度刺されようと痒くならない人もいる。

 

痒みが出ないばかりか虫刺されの跡も残らず、ゆえに刺されたことにすら気づかない人もいる。

 

「何度刺されても無反応の人は、一家に一人くらいの割合でいる」という話を聞いたが、それが事実なら意外と割合が高い。

 

 

 

 

痒みが出るか否かだけでなく、痒みの度合いも人それぞれ。

 

腫れ方も人それぞれだ。

 

 

わたしの場合は、刺されてもまったく腫れない。

 

小さな赤い点ができるか、赤い点すらなく「よく見ると刺し口が見える」程度の時もある。

 

刺し口すら何も見えないときもある。

 

刺し口が見えないのに何故そこを刺されたことが分かるのかというと、ピンポイントでそこが痒いからだ。





とはいえ、幸いなことにわたしの場合は、痒みも極めて軽い。

 

そして、その痒みはすぐに消える。

 

ただし、時々ぶり返す。

 

「痒みがぶり返す」というのは、トコジラミに刺された跡の特徴らしい。

 

 

初めてわたしが「トコジラミに刺された」と訴えたあの日から、わたしは、ほぼ毎日刺されていた。

 

しかし、上記のとおり、わたしの被害は目に見えにくい。

 

なので、夫には、わたしの被害がトコジラミによるものとはどうしても思えないようだった。

 

 

 

 

なお、刺されるのはわたしだけで、夫と愛犬は刺されない。

 

(刺されてはいるけど反応しない体質の可能性もあるが)

 

 

トコジラミは、犬の血液より人間の血液を好むという。

 

そのために愛犬が刺されずに済むなら、それは何よりだ。

 

しかし、夫が刺されない理由が、もし「喫煙者だから」なのだとしたら、少し納得がいかない。

 

(トコジラミは喫煙者より非喫煙者を好む)

 

 

己の欲望に応じて体に悪いタバコを吸う夫が、「タバコを吸ってる」おかげでトコジラミ被害を免れ、タバコを吸わない健全なわたしが「タバコを吸わなくて血が美味しい」という理由でトコジラミ被害に遭うなんて!

 

なんか不公平じゃない!?



 


わたしは、毎年健康診断で軽度の貧血を指摘される。

 

わたしの血は、少なめだから貴重なのよ……

 

吸っていかないでよ……

 

頼むよ……

 

(もちろん、だからと言って、「わたしの代わりに夫の血を吸って!」と思っているわけではないからね? 誤解なきよう!)