すべては


アレのせい。





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これまでのあらすじ∶


今年の一月から、なんだか行動があやしいオトト(トトリの夫)。


オトトには、近所の女(オオクラナオコ)との浮気の前科があるだけに、トトリは不安な日々を送っている。


ある日、洗車に出かけたオトトの帰りが、洗車だけにしてはやけに遅かった。


トトリは、ドライブレコーダーの録画を確認することに。


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ドライブレコーダーの録画を確認することができた。


その結果、


シロクロどちらだったかと言うと……





グレーだった。



シロではない。


でも、クロとも言い切れない。




オトトが誰かを車に乗せた様子はなかった。


(車内音声も録音されていたが、誰かの声が入っていることはなかった)


しかし、オトトは洗車のあと、◯◯モールに寄っていたのだ。 



◯◯モールには電気店が入っていて、確かにオトトはその店でパソコンを見るのが好きだ。


でも、それなら、帰宅時にわたしから


「ずいぶん遅かったね」


と言われた時に


「◯◯モールに寄ってきたから」


と答えれば良かっただけなのに。


なぜその点を言わなかったのか。







ちなみに、◯◯モールとは、このときのモールである。↓





かつてオトトが浮気の言い訳に使った◯◯モール。


なんて因縁の場所。


不吉すぎるじゃないか……




オトトは、洗車帰りに電気屋に寄ってパソコンを見てきただけなのかもしれない。


わたしに「遅かったね」と言われ、道草を食ってきたと思われたくなくて適当にごまかしてしまったのかもしれない。


本当にそれだけの事なのかもしれない。



でも……



◯◯モールで浮気相手と少しお茶してくることもできたかもしれない。


どうしてもそんな考えが浮かんで、不安になってしまうのだ。







オトトに前科がなかったら、


こんなことくらいで疑ったりはしなかった。


オトトに前科がなかったら、


こんなことくらいで不安になったりしなかった。



オトトに前科がなかったら……



百歩譲って前科があったとしても、


浮気の証拠となるものをキッチリ処分して、


わたしにバレないようにしておいてくれれば。


そうすれば今、


こんなに胸がザワザワすることもなかっただろうになぁ。



浮気とは


まことに


罪深きものなり



つづく



夫の浮気話を最初から読むなら↓