10月の植物画(ボタニカルアート)教室-キンカン2 | お絵かきブログ

10月の植物画(ボタニカルアート)教室-キンカン2

私の、「塗り絵から始める植物画」の教室は
植物画家の西本眞理子先生が描き起こされた線画に透明水彩絵の具で彩色をします。

透明水彩絵の具の特徴は
透明度の高い色、淡い色、明るい色が出せること。
透きとおった透明感から生まれるみずみずしい色合いは
植物画を描くのに、ぴったりなんです。

教室では、私が1枚いちまい描いた完成見本を
生徒さんお渡しします。

 



生徒さんは、完成見本を参考にしながら
彩色をしていくのですが、
初めの段階で完成の色合いにしたいと
過剰な混色をしてしまって
色を濁らせてしまうことがあります。

透明水彩はその透明感を生かしながら
段階を踏み、色を塗り重ねていくことで
目的の色を作るのですが、
初心者の方はその段階を踏むという過程に
戸惑われるようです。

そこで彩色の過程の色見本も作ります。

なぜ、私がこんなに「彩色の完成見本」や「彩色の過程見本」を用意するのかというと、生徒さんに失敗してほしくないからなんです。
「私、失敗しないので」ではなく「私、失敗させないので」がモットーです(笑)