思春期に辛かったこと。

 

精神疾患と思春期を一緒にされたこと。

 

 

自閉スペクトラム症、軽度知的障害、統合失調症。

 

そう診断されたのは、小学生の時。

 

 

思春期という多感な時期に、精神障害に蝕まれているのが私。

 

なのに、何もわからない大人たちは、私の苦しみや訴えのすべてを「思春期だから」で済ます。

 

リストカットを繰り返しても、死にたいって言っても、「そういう時期」で済まされる。

 

人を傷つけたい衝動に悩んでいると言っても、中二病の類だとか思われて相手にされない。

 

 

統合失調症は認知が歪んで、妄想に囚われる。

 

だから、中二病みたいなことを事実だと思い込んで、本当に人に危害を加えかねない。

 

やっちゃってからじゃ遅いから、今のうちに助けて!

 

自分の腕を切っているように、町ゆく人の体を切りつけたいの!

 

どんなにそう訴えても、「そういう時期だからね。大人になったら変わるよ」なんて。

 

 

私は思春期であると同時に、精神障害者だった。

 

それを理解してくれる大人は少なかった。

 

大人扱いされる今でも、精神不安定になると自傷行為をして、頓服薬を飲んではヘロヘロになって倒れて、一睡もせずに早朝に徘徊して、虫の足音の幻聴で眠れずにいる。

 

同年代の子がだんだんと自立して大人になっていく中、私は一人で遠出もできない。

 

自転車すら運転できなくなった。

 

 

小学生の頃からずっと精神障害者で、死ぬまで闘病している。

 

大人になったら、何が変わるって?

 

ただ、自分の人生を諦めるようになっただけ。

 

 

あの頃は誰にも理解してもらえなくて、今思い返すだけで頭が痛くなってくる。