新しく漫画を描いて、コピー本として発行。
表紙だけは印刷所さんに頼んだから、表紙のクオリティはなかなかなもの!
高校生の時に、初めて発行した漫画の短編集がある。
その中の表題作を、今回リメイクして発行。
「自傷癖のある恋人を支え続ける苦悩」がテーマ。
暗くて病んでいる漫画…ではなくて、愛する痛みを表現した作品。
私も自傷行為の当事者で、腕はズタボロ。
リストカットをした時に、親に責められ泣かれ怒られた経験があり、その経験は私のメンタルヘルスを悪化させた。
だから、自傷行為の当事者としては、感情的にならずにいつも通り笑って対応してほしいと、ずっと思ってきた。
でも、相手の立場になって考えた時、私は考えさせられた。
自分の大切な人が自ら腕を切りつけていたら、感情的になって「もうやらないで」と言ってしまうのも仕方ないんじゃないか。
そう思ったのがきっかけで、この作品を作った。
恋人のことを大切に思っているからこそ、愛ゆえの感情は押し殺して、どんなに辛くて悲しくても、優しく笑って傷の手当てをする。
愛しているから、愛情を押し殺す。
そうすることで、きっと恋人の心の傷も癒えていくはず…。
数年越しのリメイクだけど、テーマは変わっていない。
今でも、読み返して自分で涙ぐんでしまうくらい、気に入っている話。