複数の症状が重なることで、動脈硬化の進行や、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞のリスクが高まる病気に生活習慣病があります。生活習慣病の原因としては肥満が指摘されており、ここでは内臓脂肪の蓄積が大きく関係しています。一般的には、メタボリックシンドロームとして広く認識されていますが、診断に関しては、ウエスト、血圧、血糖値、血中脂肪、それぞれの基準に照らし合わせて判断されることになります。
生活習慣病は、様々な病気の要因となりますが、その中の1つにEDがあります。通常EDに関しては心因性によるものが知られていますが、生活習慣病も大きく関係をしており、実際、大手製薬会社でもあるバイエルのデータでは、その影響の大きさが示されています。特に糖尿病と心臓疾患においてはそのリスクが高く、例えば高血圧症に比べて、その危険度も倍近い数値が示されています。
EDの治療においては、医療機関から治療薬の処方を受けることで行うことができ、その中の1つにシアリスがあります。シアリスは日本イーライリリー株式会社が製造販売をするED治療薬となっており、日本においては2007年7月に許認可を受けた薬になっています。ED治療薬に関しては、これまでもバイアグラやレビトラが広く用いられてきましたが、シアリスはこれらとは異なった特徴を持っており、内容としては、投与後36時間まで有効性が認められていることや、体内に吸収させてしまえば食事の影響を受けないことがあります。そのために、服用においても患者にとってプレッシャーを感じることなく使用することができ、効果時間が長いためにメリットのあるED治療薬となっています。シアリスのシェアとしては2013年には全世界シェア42%まで拡大しており、現在においても広く利用されています。