シアリスの有効成分タダラフィルと別のED治療薬の成分であるバルデナフィルはどちらも作用機序は共通していてPDE5と呼ばれる酵素を阻害する事によって勃起状態を持続しやすくする事が出来るようになっています。
ただし、作用機序は共通しているとは言っても成分が異なっていれば全く同じように人体に作用するという訳では無く、それぞれの成分では長所は異なっています。
まずバルデナフィルの長所から述べると、服用してから身体に吸収されて効果が出るまでの時間が短く即効性があるというのが特徴となっています。
性行為を行う一時間程度前に服用するのが望ましいとは言われていますが、バルデナフィルが最も吸収効率が良い空腹の状態で服用した場合、20分程度で効果が十分に発揮できるのです。
この時間は他のED治療薬よりも短くバルデナフィルの最大の特徴ともなっています。
一方、タダラフィルの場合の大きな特徴としては効果の持続時間の長さと言えます。
他のED治療薬の場合は長くても10時間程度であるのに対し、タダラフィルの場合は最大で36時間程度となっていて3倍以上も持続時間が長いのです。
普通は週末は仕事が休みとなるので翌日の事を気にする事なく性行為を楽しみたいという人もいますが、そういう時に金曜の夜に飲めば日曜の昼頃まで効果が続き、週末の性生活を充実させる事が出来るのでウィークエンドピルと呼ばれて親しまれています。
この二つの成分の特徴は他にもありますが、大きな長所はそれぞれここで述べた通りです。
即刻性を求めるのであればバルデナフィル一択と言ってもよく、タダラフィルは効果が現れるまでには時間が掛かる可能性もあるので適していないです。
一方で時間を気にせずに性行為を楽しむならばシアリスの成分でもあるタダラフィルが安心です。