本日、「第167回 日商簿記検定試験」の合格発表が実施されました。

結果は、3級は36.2%、2級は15.7%の合格率(広島)でした。

 

3級、2級ともに標準的な数字でした。

また後日、日本商工会議所より全国平均が発表されることだと思いますのご参照ください。

 

今回の試験で、50点以上の方はネット試験を受験されることをお勧めします。

(50点以下の方は今一度、基礎基本の徹底を図りましょう)

 

 

さて、この度の試験で残念な結果になられた方は、今回の結果は決して無駄ではありません。きっと、今の経験が次に必ずいきてくる日が訪れます。

 


故事に、「人間万事塞翁が馬」という言葉があります。


これは、福と思われる出来事が災いを呼び、災いと思われる出来事が福を呼ぶことがあるという意味です。

つまり、人間にとって何が幸いで何が災いか、表面的なことだけでは分からないということです。この言葉のように挫折や失敗は心構え次第でプラスになります。

 

今回、残念な結果になられた方は気持ち的に沈みがちになるかと思いますが、この経験を次にどう生かすかは自分次第だと思います。

 

僕はこれまで、多くの方の合否をみてきました。

そのなかでいつも思うのですが、誰もが2回目よりも1回目で、3回目よりも2回目で合格するほうがいいことだと思っています。


でも、本当にそうなのでしょうか?


その瞬間だけで考えれば、2回目よりも1回目で、3回目よりも2回目で合格するほうがいいでしょう。


しかし、2回目で合格した人は、1回目で合格した人には見ることのできない世界や経験できなかったことを経験できますし、3回目で合格した人は2回目で合格した人には見ることのできない世界や経験ができます。

誰もが早く合格したいと思いますが、結果がダメでも、それはそれで、本当はとても貴重な経験をしているのだと思います。
(人生において、幸せのモノサシは決して早さではありません)

 

人は誰でも失敗したくないし、できれば避けたいものです。
しかし、物事は失敗から学ぶものです。


失敗から目をそらさず、その失敗から何を学び、何を感じ、そしてそれを次にどう生かすかによって人は強くもなり、成長していくのだと思います。


これから、まだまだ多くのことを勉強していく中で、今回の結果がきっといつの日か生きてくると思います。
(こういうことを思うのも、僕自身、これまで多くの失敗を繰り返しているからだと思います)

 

ですから、今回、残念な結果になられた方は、気持ちを切り替え、前を向いて、次の11月検定に向けて、また頑張ってほしいと思います。

またネット試験も随時、実施されておりますので、今回あともう少しという方はネット試験にも是非、挑戦してみてください。

ただし、50点以下の方は今一度、基礎・基本を固めてから再チャレンジしてください。

 

また、今後につきましては、受講にあたっていろいろご相談に乗りたいと思いますので、電話、メール等でも構いませんので遠慮なく申してください。

 

 

 

 


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