検定試験まであと3週間となりました。
簿記ゼミでは今週から直前対策期間(模試等)に入ります。
ここからがグーンと伸びる時期ですから、簿記ゼミ生の方は、絶対に最後の最後の最後まで諦めずに頑張りましょう!!
さて、過去の受講生の方で本番の試験で予想外のことが起こったりするなどして、頭が真っ白になった、パニックになったというのを聞きました。
そんなときにいかに冷静に対処できるかが大切になるかいうまでもありません。
それでは、どうすれば冷静に対処できるのでしょうか?
それは、もう一人の自分を作り、客観的に見ようとする視点を持つことです。
僕自身、3級を勉強していたとき、第3問の試算表で金額がなかなか合わなくて苦労しました。僕と同じようにそういう人もいるのではないでしょうか。
当時、試算表を解くとき、仕訳をして電卓を叩いて試算表を作っていたのですが、いつも金額が合わなくて、イライラして感情的になっていました。
そんなある日、「イライラして感情的になってもどんどん悪いほうにいくだけだ。計算を含めて、まだまだ未熟なオレのせいなんだから、2回電卓を叩いて計算してしてみよう。そして2回、同じ数字が出るまで次はにいかない」と決め、、その日から計算間違いを防ぐために2回計算するようにしました。
そのとき、2回目を計算するときに、1回目に計算した自分と違う自分を心の中で作り、「1回目に計算したおまえ!間違いをみつけてやる!!」という意識で2回目の計算をするようにし、間違いを見つけたときは「ほら!みろ!間違いを見つけたぞ!!」と心の中で思ったりしていました。
そうしているうちに次第に正確性と速さが身に付き、試験の直前の頃にピタっと1回で合うようになり、苦手だった試算表で、ほぼ満点を取れるようになり自信がついたのを覚えています。
こうして普段の練習から、常にもう一人の自分を作って問題演習をしていたため、試験本番の当日に予想外の問題が出題されましたが、冷静に対処することができ、合格することができました。
試験当日、予想外のことが起きても慌てることなく、冷静に対処できたのも、普段の練習で常にもう一人の自分を作って問題演習をやるということを意識的にやっていたからだと思います。
以前、このブログで見直しをしましょうと書いたことがありますが、そのとき惰性で見直しをするのではなく、自分の中にもう一人の自分を作り、”間違い探し”をする気持ちで見直しをすることが大切です。
問題演習をおこなうときに、普段から意識してもう一人の自分を作り、客観的な視点で問題を見るというクセをつけておけば、試験当日に予想外のことが起きたとしても冷静に対処できます。
試験というのは、常日頃からの自分自身の努力の積み重ねが”試”される場です。
常日頃からやっていないことを試験当日にしようと思ったとしてもできません。
もし、試験当日、予想外のことが起こり、頭が真っ白になったり、パニックになりたくないというなら、常日頃から問題演習をおこなうときにもう一人の自分を作って客観的に見る視点を持つことを心がけてみてください。
そうした常日頃の小さな積み重ねが試験当日に大きく力となることだと思います。
それでは、試験まであともう少しですが、最後の最後まで諦めずに頑張ってください!!
ガンバレ!!簿記ゼミ生!!