《絵本作家》スウェーデン児童文学をまとめた冊子 | 北欧スウェーデン語の絵本屋さん《Bokhandeln Blog》

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北欧スウェーデン語のユーズド洋書絵本をメインに雑貨も扱う、Lilla Bokhandeln(リッラ・ブークハンデル)のお知らせを主に扱うブログです。

引越しをしてから1か月半。
まだ空いていない段ボールがありますが、
先日、空けた段ボールから面白い冊子が。

「こんなの持ってたっけ?」というのが
たまーにあるので、それもまた楽し。

もっとたくさん集めて、
家で毎日立ち読みするのが目標。

で、その面白い冊子とはズバリ、
「スウェーデンの児童文学」というもの。


Swedish Institute(スウェーデン文化交流協会)から
発行された冊子で、完全に日本語に翻訳されています。

この中で紹介している作品や作家は
日本で有名であるかどうかまったく関係なく、
日本人に媚びないセレクト。

紹介されているもののほとんどが
フツー、日本で手に入らないような絵本だったり
日本語の情報がほとんどないようなものが多いので、
この冊子を読んで興味を持っても
次はどうしたらいいんだろうという
ちょっとした袋小路感を味わうかもしれません。

しかし、とりあえずスウェーデンで有名な作家を
ほぼすべて網羅していて、素晴らしい。
草の根活動、大切々々。

ということで、この冊子の中から
何名か紹介してみたいと思います。

カタカナ表記は当店で使用しているものなので、
冊子内での表記や一般的な表記とは異なる場合があります。

Elsa Beskow(エルサ・ベスコフ)


クラシックなイラストが素晴らしい、
言わずと知れたエルサ・ベスコフ。

スウェーデンの自然を舞台とした作品が多く、
ファンタジーの世界が好きな方にオススメ。

そういえば、彼女の名作「Årets saga(一年のお話)」の
ポスターをお店にアップしてましたー。

» エルサ・ベスコフ「一年のお話」ポスター

Olof & Lena Landström(オーロフ&レーナ・ランドストレム)

夫婦そろって絵本作家。

夫婦二人で手掛けた作品もあれば、
一人ずつ手掛けた作品も。

ひつじの「ブーとベー」や、
ある少年「ニッセ」など、
日本語にも翻訳されている作品があります。

日本語になっていない「カバ」シリーズなど
紹介したいものたくさんあります。

この写真の「ぶたのベニー」シリーズも
日本語に数冊翻訳をされていて、
オーロフ・ランドストレムがイラストを描いています。
(文はバルブロ・リンドグレン)

Lena Anderson(レーナ・アンデション)

彼女の絵本は日本語に翻訳されているものもあります。

自然教育に関する絵本などが得意で、
森の生き物や森での遊び方、
野菜とかの紹介絵本などがあります。

でもスウェーデン(北欧)の自然を紹介する絵本とかだから
日本であまり紹介される機会もないのかな。

擬人化された動物も多く登場します。
彼女の描くウサギはいつでもモフモフ。

Sven Nordqvist(スヴェン・ノードクヴィスト)

たびたび紹介している
スヴェン・ノードクヴィストせんせーも
もちろん載っています。


ペットソンシリーズは何度か紹介したから、
今回はナッセをご紹介。

好奇心旺盛なクマ(?)のナッセ。

「イスを見つけるお話」と「手押し車」を見つけるお話と、
シリーズは2冊しかありませんが、
一度読めばアタマに残ること間違いなしの
インパクトあるオオボケを見せてくれます。

…と、超駆け足で4人ほど紹介してみました。
まだ10人くらいは紹介したい絵本作家がいますが、
とりあえず今日はこの辺で。

あ、オススメの絵本作家や絵本シリーズは
リラブの右サイドに並んでいますので、
もし興味があったら覗いてみてください。
各ページに簡単な説明もつけています。

» 北欧絵本リッラ・ブークハンデル

mvh ビョルネン・ソベル