公取委、医薬品大手「J&J」などに立ち入り | bokeneko22のブログ

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公取委、医薬品大手「J&J」などに立ち入り検査 独禁法違反疑い

 

医療機器メーカーの内視鏡洗浄器を自社の消毒液しか使えない

仕様にさせて販売し同業他社の自由な競争を阻害したとして、

 

公正取引委員会は13日、

米医薬品大手「ジョンソン・エンド・ジョンソン」(J&J)の日本法人(東京都千代田区)と医療機器販売「ASP Japan」(港区)に対し、

 

独占禁止法違反(競争者に対する取引妨害など)の疑いで

立ち入り検査を行った。

 

自社の保守サービスを受けることを条件に、

機器を病院などに販売したという同法違反(抱き合わせ販売)の疑いも含まれる。  

 

ASP Japanは米国に拠点を置く「ASP」の日本法人で、

2019年に今回問題となった事業をJ&Jの日本法人から承継した。  

 

関係者によると、両社は7~8年前以降、販売するアマノ(静岡県磐田市)社製の内視鏡洗浄器の新型器について、

自社製の消毒液しか使えない仕様に変更させて販売した疑いが

ある。

 

また、他社の消毒液が使用可能な旧型器についても、

自社製の消毒液を使わないと保守サービスを受けられないとして販売した疑いが持たれている。  

 

両社が販売してきたのは消化器科や耳鼻咽喉科などで使用する

内視鏡洗浄器。

 

自社製の消毒液については7~8年前に先発品としての特許が

切れ、より安価な他社の後発品が出回るようになったため、

事業承継の前後を通じて違反行為に及んだ可能性があるという。

 

  独禁法は、競争相手の事業活動を不当に妨害する行為や、

商品やサービスを販売する際に他の商品やサービスを

一緒に購入させる行為を禁じている。【柿崎誠】