「完璧な1日」に気分を良くしたオレは、もうひとつ、この街で行ってみたい場所があったので、翌日、勤務後の疲れた体に鞭打ってそこへ繰り出すことにした。
なんのことはない、飲み屋である。
簡単な話だ。
が、勤務後にわざわざ交通費を払って、高い食事代と高い酒代を払いに行き、また家に帰ってくる(当然帰りの交通費もかかる)というのは、貧困層の端くれにはとても堪える。
友人と一緒に、とかいうのだったら納得もするが、今回は一人である。
余計に腰は重い。
しかし、とりあえず一度は行ってみたかったので昨日の冷めやらぬ興奮のパワーを借りることにした。
まして今日はハロウィン🎃。
たまにはお祭りもいいじゃないか…。
(拾い物画像)
アイリッシュパブというらしい。
まあ、居酒屋とバーの中間形態のようなものだ(たぶん)。居酒屋ほど開けっ広げではなく、バーほどの入りづらさもない。
で、なぜこのような場所に来たかったのかって?
1、冒険者の店の感じがするような気がする。
冒険者の店(の酒場のエリア)というのは、この「パブ」が発想のベースになっていると以前どこかで聞いたことがある(たぶん)。なので、どんなものか一度覗いてみたかった。
2、このお店はスポーツバー的な性格も有していおり、しかもラグビーに特化しているという。
マスターがラグビー経験者ということであり、そのようになっているらしい。
これはぜひ行ってみたい。
どんな雰囲気なのか。
きっとオレ同様のおひとり様が多いんだろうな。
で、カウンターでマスターとラグビー談義とかしてるんだろうな。
で、一見さんのオレにも話しかけてくるんだろうな。
「おっ、にいちゃん(にいちゃんではないが)、新入りだね。ラグビー好きなのかい?」とかなんとか。
オレもそれなりの人生を歩んできた。
気圧されてはいけない。
そのためにオレは例のラグビーゲームを持ってゆくことにした(ブログ記事「苦節30年」)。
もともとこのゲーム、製作者曰く「パブとかで飲みながらプレイされるのをイメージして作った」ということなので、なんともぴったりだし。
「ええ、好きですよ、ラグビー。ところで先輩がた、ひとつここでラグビーのテーブルゲームなんてのをやってみませんか?」
「ええっ? そんなのがあるのかい? それはぜひやりたいね!」
こうして一見さんのオレは、たちまち店のおじさんたちの注目を集める人気者に成り上がるのである。
ふふ、楽しみだなぁ。
乾杯!
ワイワイガヤガヤ。
店は団体客の喧騒で溢れている。
一人客はオレしかいない。
「キャほほほほーぁ!」。
オレの苦手な、声を裏返して笑うやかましい女性客もいる。
なんでああいう笑い方になるかな?💢
ふつうに笑えないのかな?💢
見れば、なぜか「鬼⚫️の刃」の甘露寺蜜璃さんのコスプレをしている。
その相方は胡蝶しのぶさんだ。
なんだ、こいつら??
ああっ!
しまった!
今日はハロウィン🎃だったのだ!
その後も喧騒が収まることはない。
せっかく持ってきたボードゲームがやけに重く感じる。
…帰ろう。
オレの夢はハロウィン🎃の夜に消え去ったのだ。
¥3,500。(←いや、美味しかったですけど)
足取りも重く家路につく。
乾杯。
最後は焼酎を飲み直して眠った。
秋は深まる。
が、人生はまだまだ夏真っ盛りである。
返せ!4,000円!(交通費が500円なので)
(全然関係ないが、なんとなくいい写真なので載せておく。)





