自分の死を意識するほど人は前向きに生きようとする最新研究
2022/07/17 19 資料として、Forbes JAPAN から一部引用
死を意識することは、自分の人生に、広い視野を、与えてくれるということだ。
<strong>この研究では、自分も、いつか死ぬ、ことを意識する人は、</strong>
人生は一度きり、だから、意味があろうとなかろうと、何でも好きなことをやれ、という考え方を、拒否しながらも、
高潔で、充実した人生を、送ろうとする意欲を、持つことが示唆されている。
◆心理学者の3人は
心理学者の、スーザン・ブラック、エミリー・ムロズ、キアナ・コグディル・リチャードソンは、
私たちの死について・・・、私たちが、人生をどのように、生きるか、最も重要な、動機を述べている。
大人は命に限りがあることを、理解しており、そのことを、意識することが、良い人生を求める、動機になるのです」と、説明する。
もし死がなければ、『いまここ』での人生を、最高のものにするための、動機がないことになります。
◆研究者たちは
人々の人生に与える、死に関する影響を、調べるために、人生の物語を、すなわち心の内面を、調査している。
自分の人生が、これまでどのように、見えてきたのか、そして将来、どのようになるのか、調査している。、
◆研究者は、研究参加者を、3つのグループに分けて
1. 最初のグループは、現在の、自己の記憶を、語るよう求められた
2. 2つ目のグループは、これまでの、自己の記憶を、語るよう求められた
3. 3つ目のグループは、自分の死後、どのように、記憶されたいか、例を挙げてもらった
◆そこから次のことがわかった
1. 参加者は、自分が、どのように、死後、記憶されたいか、語るように言われると、
自分を高潔な人物だと、表現する、自己規定記憶を、語る傾向があった。
2.一方、参加者が、現在の自己を規定する、記憶だけを、語るようにいわれた場合には、
高潔な自己規定記憶を語る傾向は少なかった。
※この結果は、
良く生き、良き行為をすることで名声や遺産を残すことに、重点を置いた生き方を強く示唆している。
◆研究者は人が類似の考え方を採用するのは、
それはおそらく、危険だったり、自己中心的だったり、あるいは、やれるうちに「人生をめいっぱい生きる」
愚かな行動を、正当化したいからだと説明している。
とはいえ、この研究のために参加者が共有した200以上の自己規定的な記憶の中では、
不必要に危険な活動や、わがままな活動の記憶を共有した人は、いなかったことが指摘されている。
参加者は、他の重要な自己特性を描くことにより、関心を向けていた。
◆したがって、YOLO的な考え方をすることがある人は、
そのライフスタイルと他の特徴(長期目標の追求、他者への配慮、感謝、報恩)のバランスを
取ることを忘れないようと、研究者は助言している。
それは「もし『一度しかない人生』なら、自分がいなくなった後、
自分を覚えてくれている人たちの目に、その人生がどう映っていたいか」と、いうことだと説明する。
◆最後に研究者らは、
若年者、中年者、高齢者のいずれも、同じ自己規定記憶の共有パターンをとること、
すなわち他人の目に自分がどう記憶されるかを想像させると、より高潔な記憶が多くなることを指摘している。
◆特に若い世代に伝えたいことは、
高齢者は死ぬまで、最高の自分になろうと、努力していることが多いということです。
彼らはこの研究が、年齢層の垣根を取り払い「死ぬまで良い人生を送っていたい」という人生の中核的な動機が、
ライフスパンを超えて人々に共有されていることを指導者たちが認識することに、微力ながら貢献できればと願っている。
◆いつかあなたも私も死ぬのです。
それは不可避で逃れようがありません。
それは、『誰かの記憶に残りたい』『愛する人をより良く記憶したい』という思いと同様、
ときを超えて人類に共通したものなのです」と結論づけている。
◆自分がこの世に生きて来た証として、死後に何かを残したい、
自分の死後、人それぞれ違うが、自分の子供や孫に自分の血筋を残したい。
また、自分の人生の記録、例えば、写真や動画で、誰かに見てもらいたい、気付いてもらいたい、参考にしてもらいたい、など・・・、
自分の死後、誰かに自分のことを、気づいてもらいたい、そんな軽い気持ちで、残したいと思っている人もいる。
死について、考えることは、自分の人生について、考える役に立つようである。
★★
★ 戦後の日本、私が人様のためと自分のために、働いてきた証として、「国鉄時代」の「蒸気機関車」と「客車(車両)」と「新幹線車両0系」の写真と動画を、この世に記録として残したい。
★「障害犬バロンの闘病介護15年記録」の写真と動画もこの世に残したいと思っています。
【動画】
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