「頭ではわかっているのに、気持ちが付いていかない...。」
ということはありませんか?
人は、『思考』 『行動』 『感情』 を使って生きています。
カウンセリングと言っても、いろいろな種類があります。
『思考』 を変えることで 『行動』 を変えるものも多いですね。
大きく分けると、『思考』 を変えて行くものを、コーチングと言います。
ただし、冒頭に書いたように、思考を変えても「気持ちが付いていかない...。」と、なかなか行動には移せない場合があります。
私がやっているカウンセリングは、『感情』 の部分をチェンジしていきます。
例えば、会社の中で、自分にだけ冷たい態度を取ってくる人がいるとします。
頭の中では、
「私だって苦手な人とか嫌いな人がいるんだから、私のことを嫌いな人がいても当たり前だわ。」
と考え、自分を納得させますが、自分にだけ冷たい態度を取られることに対する嫌な感情(マイナス感情)が消えたわけではありません。
『思考』 で納得して、『感情』 を隠しているだけです。
そういうことが何度かあると、だんだん『感情』 を隠していることが辛くなってきませんか?
そうして、
①「どうしてあの人は私にだけ冷たいの?」
②「私が何をしたっていうの?」
③「私だって忙しいのに、あの人にかかってきた電話だって、気持ちよく取り付いてあげてるじゃない!」
...。
実は、上の①②③の裏側には、
「自分は悪くない」
「私も悪いところがあるのかもしれないけど、あの人だって悪いわよ」
「あの人のああいう態度がダメなのよ」
という、マイナスの『思考』 が隠れていて、マイナスの『感情』 は、ますます強くなっていきます。
これは、『他人軸』 です。
この人は、常に他人の目を気にしているのかもしれませんね。
自分では気が付いていないかもしれないけれど、
A 「こういう風にしたら、みんなに喜んでもらえるかな。(この人良い人ね~ってみんなから思われたい)」
B 「みんなが気持ちよく仕事ができるように、この提案をしてみよう(この人優しい人ね~ってみんなから思われたい)」
あるいは
C 「あの人は、どうしてああいう言い方をするんだろう?(ああいう言い方をするから私は傷つくのよ)」
D 「あの人は、どうしていつも自分勝手なんだろう?(あなたが自分勝手だから私が嫌な思いをするのよ)」
と、この人が気が付いているかいないかは別にして、この人の『行動』 『思考』は、( )の中の他人軸が優先しています。
他人の言動で、自分の感情が動く人は、他人軸で 『思考』 『行動』 している、『他人軸で生きている』人なのです。
誰かに冷たくされたり、嫌なことを言われたりして、嫌な感情を感じた時、その嫌な感情を処理していくことで、上記ABCDの( )の中の他人軸が薄れていきます。
上記ABCDから( )の中の思いが無くなったら?
ずいぶん楽になるような気がしませんか?
自分軸で生きられるようになると、人の言動に振りまわされることが無くなり、自分らしく、穏やかな気持ちで生活できるようになります。
私が、そうでした(笑)。
自分の心の中に大きな大きな穴を掘って、嫌な感情をボンボン穴の中に放り込み、重たい扉で蓋をする。
自分では、そうして、いろんなことを乗り越えてきたつもりでいました(笑)。
でも、穴の中に隠していた嫌な感情は、無くなったわけでは無く、穴の中で生き続けていたのです。
蓋の隙間から、「イライラ」 「クヨクヨ」 「ムカつく」...、といった湯気を出しながら、ずっとずっと穴の中にあったのです。
インナーチェンジングセラピーに出会えたのは、二男が学校に行かなくなったことがきっかけでした。
今では、二男に本当に感謝しています。
まず、私が私を大切に出来るようになること。
本当に大切なことです。
今も、長男も二男も、まだまだいろいろやらかしてくれますが(笑)、それは、私自身の気づきになり、私がより自分軸で生きていけるようになるための学びとなります。
これからも、子どもたちと一緒に、成長していこうと思っています
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