覚えることが多すぎる(その2) | ぼくの秘密日記

覚えることが多すぎる(その2)

それにしても最近は覚えることが多すぎる。

会議ひとつするにも、会議のあることを覚え、会議の時間を覚え、会議の資料を作ることを覚え、資料をCOPYすることを覚え、COPYの部数のために会議の参加人数を覚え、更には会議室の在りかを覚え、会議室のドアの開け方まで覚えていないといけないのだ。
結果として最初に覚えた会議があること自体を忘れてしまうのも致し方ないことだと思う。


しかし、ワタシの凄いところは、先週のことや昨日のこと、更には五分前のことは忘れるのに、1192年に鎌倉幕府ができたことや、もっと昔で言えば645年に大化の改新があったことは鮮明に覚えている。

忘れているのはここ直近、三十数年のちょうどワタシが生まれてからワタシの身の回りで起こることに限られているのだ。

ワタシの周りの人間もそろそろ気がついて欲しい。
ワタシのように大人物で、悟りを開いた者は物事を大局的に見るようになるのだ。
昨日の打ち合わせの内容や、電話で依頼をされた作業、更には会社の始まる時間などの局所的な話は、ワタシには些細なことであるからして失念しても責めないで欲しい。

以上を居酒屋で熱弁を奮い、喉が渇いた。

「さっき頼んだ生ビールがこないぞ。忘れてないか」

注文を忘れるとは、客に失礼だ。