今朝の毎日新聞の電子版に次のような記事が載った。


『原発事故の報道に強烈な居心地の悪さを感じている。その理由を突き詰めていくと、メディアが安易に使う「想定を超えた」という言葉のせいだと思い至る。眼前で今起きている事態は本当に想定外だったのか。

(中略)

すべて岩波書店の雑誌「科学」の97年10月号に載った論文「原発震災~破滅を避けるために」から引いた。筆者は地震学の権威、神戸大の石橋克彦氏。つまり今回起きたことは、碩学(せきがく)によって14年も前に恐ろしいほどの正確さで想定されていたのだ。

石橋氏はその後も警鐘を鳴らし続け、05年には衆院の公聴会でも同様の警告を発している。電力会社や原子力の専門家たちの「ありえない」という言葉を疑いもせず、「地震大国日本は原子力からの脱却に向けて努力を」との彼の訴えに、私たちメディアや政治家がくみしなかっただけなのだ。…』(毎日新聞 2011年3月29日 0時01分)


石橋克彦・神戸大学名誉教授が書かれた雑誌『科学』の論文は読むことができる。

http://historical.seismology.jp/ishibashi/opinion/9710kagaku.pdf


また、第162回国会衆議院予算委員会公聴会(2005年2月23日)の公述記録も同様に読むことができる。
http://historical.seismology.jp/ishibashi/opinion/050223koujyutsu.pdf


さらに、3月15日にもコメントを寄せておられる。

http://historical.seismology.jp/ishibashi/opinion/2011touhoku.html


これらをごらんになって、読者の皆様はどのように思われるのだろうか?

ZAMG(気象地球力学中央研究所)が事故後の放射性物質の拡散状況を予測している。

もっとも、Extrem(極端な場合)と断っているが。



15日後(3月26日)
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12日後(3月23日)
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9日後(3月20日)
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6日後(3月17日)

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3日後(3月14日)

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アニメーション①(3月12日から18日まで)

http://www.zamg.ac.at/pict/aktuell/20110325_Reanalyse-I131-Period1.gif


アニメーション②(3月19日から25日まで)

http://www.zamg.ac.at/pict/aktuell/20110325_Reanalyse-I131-Period2.gif


ちなみに、27日、東京電力の武藤栄副社長(原子力担当)は、原発事故収束までの見通しについて「残念ながら、何カ月、何年と言えるまで具体的な方策、スケジュールは詰まっていません」と述べた。

いまの事態が数年も続いたらと考えると、正直怖くなってくる。




オーストリアの気象地球力学中央研究所(ZAMG)は、大気中に放出された放射性物質の量に関して次のような見方を示した。


  *ZAMGとは、国連の包括的核実験禁止条約(CTBT)の遵守の有無を監視する機関

 1、チェルノブイリ原発…事故が発生してから10日間で大気中に放出された放射性物質の量
  ①セシウム137の量 = 8.5京ベクレル
  ②ヨウ素131の量 = 176京ベクレル
 2、福島第一原発…事故が発生してからおととい(3月26日)までに大気中に放出された放射性物質の量
  ①セシウム137の量 ≒ 9京-90京ベクレル
  ②ヨウ素131の量 ≒ 180京ベクレル
 
つまり、『チェルノブイリ < 福島第一 』だと国際機関は見ていることになる。