僕は自分の仕事をスポーツトレーナーと名乗っています。

コンディショニングトレーナーでもなく、メディカルトレーナーでもなく、ストレングストレーナーでもなく、「スポーツトレーナー」というものすごく”普通”の名称を維持するようにしています。

 

 

 

それは”変幻自在”を保ちたいからです。

 

 

 

そのためにスポーツという普遍的な名称を使っています。

 

 

 

言い換えると、時と場合と選手のニーズによって、メディカルからストレングスまで、身体に関することなら全て担える状態を意味します。

だから治療をすることもあれば、強化をメインにする立場になることもあります。

だからチームや選手のニーズによって僕の役職名は変わります。

フィジカルコーチだったり、ファンクショナルトレーニングディレクターだったり、(メディカル)トレーナーだったり。

 

 

 

 

 

 

***

 

 

 

チーム内での身体に関する役割は、世界的には分業が当たり前で、日本も大概そういうシステムが導入されています。

 

 

 

もちろん、専門化を重視し、それぞれの担う役割に特化して集中するためには分業はとても重要です。

 

 

 

しかしそのことと、「つながりを知らない」ことはイコールであってはなりません。

 

 

 

つまり「治療のことはわかるけれど、動きのことはわかりません」はまずいのではないかと思うのです。

 

 

 

なぜなら治療が必要な状況すなわち怪我をした状態というものは、必ず動きが関与します。

そして再発を防ぐためにも、動きが関与します。

再発を防ぐには怪我をした部位に負荷が集まるような”動き方のパターン”を変える必要があるからです。

 

 

 

逆もまた然りで、どういう方向にどういう負荷が集まれば怪我をするかを知らないまま動きや強化(つまり身体を変える)を進めることは当然怪我のリスクが増大することを意味します。

 

 

 

こういう理由から、メディカルが動きのことを知らない、フィジカルがメディカルを知らないという関係の”分業”は結局のところ選手にリスクを抱えさせてしまうのではないか。

 

 

 

僕は国内外の様々なトップレベルのプロチームやユースチームを見てきて、そんな考えを持っています。

 

 

 

それゆえ、分業されやすいメディカルとフィジカルの関係には少なくともどちらもできる人が分担するのがベターな配置だと考えています。

 

 

 

もちろんどちらもエキスパートレベルになるのは簡単なことではありませんが、身体の原理原則を知ることはそのベクトルに乗ることを意味すると思っているし、身体に関わる仕事を担うのであればそれは不可欠なベクトルだと思っています。

 

 

 

なので僕の設立したJARTAの認定資格は必ず両方が高いレベルであることを要求されます。

その結果、怪我にも強化(パフォーマンスアップ)にも対応できる、つまりメディカル・フィジカルのどちらにもチームのニーズによって担うことが可能なトレーナーがどんどん出てきています。

*JARTAでは怪我からの回復もパフォーマンスアップに含むという考え方

 

 

 

そして、それらの考え方の土台にあるのが身体操作という考え方です。

 

 

 

全ての運動を身体操作と位置付けることで、どんなトレーニングの質も上げることができるようになります。

つまり「どれだけ重いものを上げられるか」という指標だけではなく、「どのように上げるか」という指標を加えることを意味します。

 

 

 

そして競技動作そのものも、もちろん身体操作の範疇です。

テクニカルコーチではないので競技動作そのものを教えることはありませんが、コーチが習得させたい競技動作がどのような動きの組み合わせで構成されているかという「動きの構造」を分析できるようになることで、その競技を習得するのに最適なトレーニングを提示することを可能にしています。

 

 

 

スポーツは練習に使える時間が限られています。

環境、体力、集中力など様々な要因が、パフォーマンスアップに使える時間に制約をかけています。

 

 

 

それゆえ、一定の時間内にどれだけ上達できるかという観点、すなわち「習得効率」はパフォーマンスアップを考えていく上でかなり重要な割合を占めます。

 

 

 

身体操作はそのために必ず有効に作用します。

「身体の基礎づくりでしょ」という見方をされる方も多いと思います。

もちろんそういった側面もあります。

しかしそれはほんの一側面であり、かなり基礎部分のみです。

身体操作の本丸はかなりパフォーマンスに直結するものであり、テクニック習得までの時間を短くする、あらゆるトレーニングの質を上げるなど、パフォーマンスを向上させる上で必要なことの多くの要素にアプローチできるものです。

 

 

 

今、多くのことが制約を受ける中で、何をすべきかをかなり厳密に選択することが要求されていると言えます。

 

 

 

そんな時に参考にしていただけるであろうラインナップを下記にまとめましたので、参照してみてください。

 

 



 

 

 

①バスケットボールにおけるリコンディショニング実践

8月23日(日)

8:00-9:00

 

 

 

 

②バレーボールにおけるリコンディショニング実践

8月23日(日)

10:00-11:00

 

 

 

①②の詳細

https://jarta.jp/j-seminar/jarta_online_seminar/#rc05

 

 

 

 

 

③バッティングのための身体操作論

8月29日(土)

10:30-12:00|講義編

13:30-14:30|トレーニング編

詳細

https://jarta.jp/j-seminar/jarta_online_seminar/#bm

 

 

 

 

全て、競技動作特有のものと身体操作の組み合わせによってパフォーマンスを上げる(怪我防止も含む)ことに特化した内容です。

”時間がない”時ほど、身体操作は有効にサポートしてくれるはずです。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

全てはパフォーマンスアップのために。

 

 

 

 

 

 

中野 崇

 

 

 

追伸1

認定資格の入り口、JARTAベーシックセミナーの講師(@大阪)をやります。

かなり少数でやります。

少人数ならではの良さを、かなり出すつもりです。

9月6日です。

https://jarta.jp/j-seminar/course/apply/#a

 

申し込みフォーム>

https://beast-ex.jp/fx3952/BOsakan

*あと1名です。

 

 

 

追伸2

JARTAの身体操作トレーニング指導ご依頼は下記から。

選手の課題や動きに応じてオーダーメイドの身体操作トレーニングを提供します。

https://jarta.jp/dispatch/

 

 

 

追伸3

JARTA身体操作の根幹部分のトレーニング。

▶︎トレーニング動画プログラム

https://jarta.jp/online-jarta-training-program/

 

 

 

 

 

 

 

JARTAのオフィシャルLINE@

友だち追加