先行きが不透明、という言葉がこんなにしっくりくる時を自分が体験するとは思ってもみませんでした。

同時にこれは、先行き不透明なときに我々はどんな思考回路になるのだろうかと考える良い機会でもあると感じています。

 

 

 

というわけで今回は、先行きが不透明な時に起こりやすい問題について触れてみたいと思います。

 

 

 

いわゆる「先行きが不透明」とは、この先どうなるか分からないということですね。

見通しが立たないという言い方もできます。

自分の努力ではどうにもならないというニュアンスも含むと思います。

 

 

 

スポーツならば、東京オリンピック・パラリンピックはまさに先行きが不透明なものの典型です。

 

 

 

僕もパラリンピック競技であるブラインドサッカーのナショナルチームのコーチなので、まさに当事者ですが。。

 

 

 

 

オリパラに限らず、スポーツのほぼ全てが、先行き不透明状態であることは明白です。

 

 

 

もう再開しているプロ野球やJリーグであっても、陽性者が出れば試合ができなくなるような状態のままです。

 

 

 

確定できないことが多い状態は、人の心に不安感を生みます。

 

 

 

このような状態になった時、僕らが知らず知らずのうちに陥りやすいのは、「できないことに目が向く」という状態です。

 

 

 

試合ができない。

大会が開催できない。

大会の日程が確定できない。

合宿ができない。

予定が組めない。

 

 

 

気をつけないと、頭の中には「〇〇ができない」が列挙していきます。

 

 

 

今回の状況に限らず、このようにできないことに思考が奪われることは、間違いなく悪循環に向かいます。

 

 

 

だからまず目の前に並ぶ選択肢をはっきりさせることが重要です。

 

 

 

結果的に同じことをやるにしても、「選んでいる感覚」は選択後の行動力を考えた時に重要な意味を持ちます。

 

 

 

 

いわゆる「自分が選んだ道」は、「仕方がなかった選択肢」「決められた道」よりもかなり強いのです。

 

 

 

繰り返しになりますが、、

 

 

 

 

先行きが不透明だからこそ、自分が持つ選択肢をしっかり整理し、どのような行動を”選択”するのかを考えよう。

 

 

 

この社会状況では、どうしてもできないことに目が向きます。

選ばされている感覚や、他に選択肢がない感覚に陥ります。

「これしかない」「こうするしかない」という思考方法は、視野が狭まり、思考が固まります。

 

 

 

本当にそれしか方法がないのか。

本当にその方法がベストなのか。

目先の景色ではなく、長期的に見た場合は?

 

 

 

そういった自問自答がものすごく重要な意味を持つ状況だと思います。

*自戒を込めて

 

 

 

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 
 

 

 

 

 

 

全てはパフォーマンスアップのために。

 

 

 

 

 

 

中野 崇

 

 

 

 

 

 

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