15日のオンライン限定講義、ライブでご参加下さった方からの質問。

「重心移動と体重移動の違いは?」

 

講義中、時間が十分とれず、ブログで回答するとしましたのでここでお答えします。

 

 

 

 

 

まず、重心と体重の違いから。

 

 

シンプルに辞書から引用します。

物理の専門家ではないので、ある程度で。

物理学の専門表現など学術的に厳密なところは満たせませんので、、。

 

 

 

 

▶︎重心

物体の各部に働く重力をただ一つの力で代表させるとき、それが作用する「点」

*辞書によりいろいろな表現がありますが、これがまだわかりやすいかと。

 

 

 

 

▶︎体重

身体の重さ。質量。

体重計で計れる数値です。

*重心位置は体重計では計れません。

 

 

 

これだけでは違いはなかなか分かりにくいですね。

 

 

 

二つの箱を重ねて載せる場面を想定してみます。

上の箱5kg

下の箱10kg

合計は常に15kgです。これが体重に該当します。

 

 

 

上の箱を右にずらしてみます。

そうすると、合計15kgは変わりませんが、重心位置は右に変わります。

 

 

 

箱の場合は単純構造なので違いが分かり易いですが、身体の場合は少し厄介です。

 

 

 

身体では頭や腕や脚のそれぞれの部位に働く重力を全て表すと非常に複雑になるため、一つの力で代表(まとめる)するのが便利なのです。これが人間の重心。

 

 

 

腕を下ろしてまっすぐ立った静止状態ではヘソの下に重心点があり、重心落下点は両足の間に落ちます。

 

 

 

この段階ではありますが、、

そもそも重心は少なくとも重心点と重心投影点を分けて考えなければなりません。

 

 

 

重心点>

上記。

 

 

重心投影点>

重心点から地面に対して垂直に線(重心線)を引いて地面についた点のことです。

 

 

 

右足に体重がかかっていることと、右足に”重心”があることは別物です。

右足に重心点があるのと重心投影点があるというのは状況がかなり異なります。

*理学療法などの専門的表現だと、右足に重心投影点があることは「右足部の支持基底面内に重心投影点がある」とされます。

 

 

 

重心点と重心投影点を混同すると、体重と重心を同じテーブルに並べてしまうようなことが起こります。

 

 

 

***

 

 

 

数学の図形問題で見たことあると思いますが、変形しない三角形などであれば重心点は常に一点に決定します。

 

 

しかし身体の場合は、頭や腕や脚の位置、体幹の角度が変わることで重心点の位置は変わります。

それぞれの部位に働く重力の代表位置だからです。

 

 

 

裏を返すと重心点は体外にも移動(存在)することができます。

体外に重心点を移動するとその方向に身体全体が移動する力(位置エネルギー)が発生し、スポーツではその作用を利用することがものすごく重要な意味を持ちます。

 

 

例)スタートダッシュなど全身が大きく前方に傾いた状態では重心点は体外に存在。

 

*ちなみにヤジロベーも体外に重心点があります。

 

 

 

 

体重は体外には移動できませんが、重心点は移動できます。各部位に働く重力の中心の代表位置だからです。

 

 

 

このように言葉とルールを紐解いていくと、両者は明らかに異なるというか、本来比較するものではないことがわかると思います。

 

 

 

ごっちゃになることによって弊害になりそうなポイントを最後にもう一つだけ。

 

 

”重心移動”は平面だけでなく上下にも起こる

→立位で両手を挙げると身長の約5%高くなる。

→体重は上下には移動できない。

 

 

 

 

 

 

▶︎細かい話その1

止まっているから重心は動かないわけではありません。

人間は重力がかかる中で常にバランスをとっているので、微妙に重心は動き続けています。

 

こんな感じ。

引用:http://www.tmuortho.com/sekitsuiblog/hokoubunnseki/

 

 

 

 

▶︎細かい話その2

重心移動と体重移動の比較をスポーツに役立てるとすると、、。

 

・重心移動なしに体重移動

・体重移動なしに重心移動

みたいなことを考えなければなりません。

どちらも条件を満たせば成立すると思われますが、どういう局面で有効なのかを考える必要があります。

対人スキルでは使えるかもしれませんね。

*それぞれ、重心点と重心投影点を分類した上での考察が不可欠。

 

 

 

 

 

この講義、めちゃくちゃ重要です。

特にサッカー、テニスなど西洋系スポーツやってる方、必見です。

野球は混乱必至です笑

 

■5月22日(金)

21:00ー22:30

 

内容>

オンライン限定の講義

■パフォーマンスに不可欠な2つの前提条件(変動前提と不変前提)

 7,000円(税別)

お申し込み>

https://beast-ex.jp/fx3952/OLLE02

*20日水曜の17時〆切です

 

講義のみなので運動できる服装やスペースは不要です。入浴済ませてお酒飲みながら視聴していただいても大丈夫です。

自宅からのライブなので少しゆるい雰囲気でやると思います。

 

 

 

 

ライブでご参加の方は匿名チャットにて直接質問していただけます。

全ての質問にお答えできるわけではありませんが、可能な限りしっかりお答えします。

僕から参加者の皆さんの姿は見えませんので、トレーニングではとにかく丁寧にチェックポイントを解説します。

 

 

 


 

 

 

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 
 
 
 
 
 
 

全てはパフォーマンスアップのために。

 

 

 

 

 

 

中野 崇

 

 

 

 

追伸1

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*現在、期間限定の支援でJARTAの有料オンライントレーニングプログラムをフル公開しています。

 

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