すごい選手の動き、すごいプレーは「美しい」とも形容されます。

 

 

 

マイケル・ジョーダンのドライブやシュートやジャンプ。

ノーラン・ライアンやペドロ・マルチネス(どっちも古い笑)のピッチングフォーム。

 

ノーラン・ライアン|Amazon.co.jp

 



ロベルト・カルロスのフリーキック(古い)やメッシのまた抜き。

ノバク・ジョコビッチのストローク。

内村航平の着地。

 

 

 

どれもものすごく高いパフォーマンスであると同時に、「美しい」とも言われます。

 

 

 

「美しい」とハイパフォーマンスは結構というかかなり近い関係にある。

 

 

 

このように仮定するならば。

動きに関わる立場にあるのであれば、動きの美しさを感じた時にはやはりその理由を探るべきではなかろうか。

美しい、、だけで止まるのは専門家ではございません。

 

 

 

美しいと感じるなら、「なぜ美しいと感じるのか」を掘り下げるべし。

でないと美しい(ハイパフォーマンス)を再現できません。

 

 

 

なぜ美しいと感じるのかを探る時に参考になるのは、「美しくない」動き。

 

 

 

美しくない動きの代表格は、力みまくってガチガチの動きです。

 

 

 

ヒザ神みたいな。

(美しくないを超越しておもしろの域まで到達しているが)

 

 

 

 

力みまくってガチガチがなぜ起こるかを考えてみると。

まず力の伝達の観点から。

スポーツの動きは、最終的に仕事をする部位と、力源が異なることが多いと言えます。

ピッチャーであれば仕事をする部位が指先であり、力源は下半身。

そして体幹という大きな筋群と多数の骨が集約されているゾーンを通過して指先まで力を伝達します。

 

 

 

伝達ということは、力の方向が存在するということ。

力の方向が揃った時、その方向に大きな力を発生させられます。

*人体では直線と回旋反射が骨や筋肉の構造を前提として混在するので複雑なベクトルです

 

 

 

これがずれると力は指先に到達するまでに逃げます。

ずれるというのは、別の方向に力を発生させてしまうことを意味します。

*力を入れる(動的安定)べきところに入っていないパターンもありますが割愛

 

 

 

別の方向に力を発生させるというのは、例えば大腰筋を働かせて背骨を安定させなければならないシーンで腰(背中)に力を過剰に入れてしまう、

脇(前鋸筋)に力を入れなければならないシーンで肩(僧帽筋上部)に力を入れてしまう、などです。

 

 

 

力の伝達場面で”不要な”部位に過剰に力を入れてしまうと、伝達が不効率になり、動きの滑らかさを失って「美しくない」動きへと繋がってしまいます。

これはスポーツでは「力み」と表現される現象で、パフォーマンスを阻害するものとされています。

 

 

 

美しい動きと形容されるものでこのような「力み」を起こしているものは皆無のはずです。

 

マイケル・ジョーダン

https://www.bet.com/news/sports/photos/2015/03/michael-jordan-s-most-significant-comeback-moments-wearing-no-45.htmlより

 

 

 

ここまでは伝達効率の話。

次にタイミングの観点。

 

 

 

どんなにしなやかな動きをする選手でも、どこかで力を発揮しなければ大きな力は起こせません。「力むな!」だけではダメなんです。

必ず身体の内外のどこかを力源とし、それを仕事をする部位まで伝達しています。

 

ノバク・ジョコビッチ|http://tennisfan.xyz/djokovic-technique/

 

 

 

力を伝達するということは、グニャグニャではうまくいきません。

柔らかいものよりも硬いものの方が力の伝達は明らかに効率的です。

人体の構造上、最も硬いものはまず骨。

その次に筋肉を収縮させて固めた状態です。

 

 

 

高いパフォーマンスでは単に筋肉を収縮させて固めるのではなく、伸張反射という収縮作用を使って意図的な収縮よりもより高い張力を発生させています。

RSSCと言います。

 

 

 

だからどこかで必ず力を発揮しなければならないのですが、そのタイミングを間違うとそれはそのまま「力み」と同種の現象を起こします。

力を入れる部位が適切でも、タイミングを間違えるとやはり力の伝達は阻害されます。

 

ヒザ神は前モモの力を抜いて股関節と膝を柔らかく使わないといけないタイミングでも膝が硬直しているから棒状のまま脚を振ることになってスイングスピードが出ない。

着地で膝を曲げて股関節や背骨で着地の衝撃を吸収しないといけない場面で膝が硬直している。

だから地面に突き刺さるのです笑

 

 

 

 

このあたりはJARTAで「ハイパフォーマンスゾーン」と呼んでいるのですが、力を抜く部分と力を入れる部分がしっかり分離できていることやそのタイミングは非常に重要です。

あと力の入れ具合ももちろん大きく影響します。良い選手は力を入れる目盛りが細かいのです。

 

 

 

***

 

 

 

このように紐解いていくと、美しい動きは高い確率で合理的、だから高いパフォーマンスになりやすい、と結論づけることができます。

つまり美しくない動きは身体のどこかが過剰に頑張っていたり、過剰に負担が集まっていたりすることが想定できるのです。

美しい動きの選手と、美しくない動きの選手、どちらが怪我をする可能性が高いでしょうか。

 

 

 

もちろん、いわゆる美しくない、ゴリゴリの動きで高いパフォーマンスを発揮する選手もいます。

しかし、そのスタイルで高いパフォーマンスを発揮できる期間、という観点から見たときにある程度答えは見えてくるのではなかろうか。

 

 

 

シンプルで合理的なものほど、美しい。

-スティーブジョブス-

 

 

 

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***

 

 

 

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(どちらも仮称です)

4月か5月かな。
 

 

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全てはパフォーマンスアップのために。

 

 

 

 

 

 

中野 崇

 

 

 

 

 

追伸

トレーナーであれば、指導する立場であれば、「美しい」の構造を分析し、それを自分でも再現しなければなりません、と僕は思っています。

美しいと高いパフォーマンスが一致すると思う人は

JARTAでは手本力としてトレーナーの能力の一つとして位置付けています。

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