明けましておめでとうございます。
自分の未熟さや想定の甘さを痛感しながらも、多くの方々に支えてもらっていることにも深く感謝する元旦を迎えております。
本年も少しでも選手やスポーツトレーナー業界にとって貢献できるように活動してまいります。
何卒よろしくお願いいたします。
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2020年は、日本のスポーツ界は否が応でも区切りを迎えます。
世界的なイベントの開催に支えられたスポーツへの投資は、これからのスポーツ界の底上げになるものであったか。
それらは文化としてのスポーツのレベル、すなわちスポーツの位置づけをどれだけ変えることができたのか。
自国での”記念すべき”オリ・パラが終わってから、それが思いっきり問われることになる。
スポーツの位置づけ。
ただの”金のなる木”として利用されるものだったのか、東京開催が本当に日本のスポーツ文化に良い影響を与えるものだったのか。
僕が知りうる程度の深さでは前者と感じる側面が強いけれど、後者につながることを信じる。
後者につながるように行動する(しかない)。
トップクラスへの最新設備や手厚いサポートはもちろん重要だけれど、それだけでは日本の文化におけるスポーツの位置づけは決して変わらない。
少年チームやマイナー競技の資金や環境の差はまだまだ大きい。
いくら大きなイベントが自国開催されても、いくらお金が集まっても、この部分は改善されないことを目の当たりにした。
なぜかって、お金にならないから。
お金にならないものには資金は集まらず、お金になるものに集中していく。
それはむしろより顕在化されたと感じる。
お金になるかならないか。
つまりまだ日本のスポーツは文化としての位置づけは獲得できていない。
もっとも気になるのは、少子化という人口減少を背景に、各競技が「パイの奪い合い」をしていないかということ。
(最近では経済格差もここに関与してきた)
資本主義下におけるスポーツの資金力と競技人口はけっこう関係がある。
ミニマムで考えても、部員数によってひと月にチームが使える予算はけっこう変わる。
だから多くの競技が競技人口を増やすことを課題に位置付けている。
けれど目にするのは、うちのスポーツは素晴らしいですよ!楽しいですよ!やりましょう!
ばっかり。
それで本当に競技人口は増えるのだろうか。
そもそもの人口は確実に減り続けている。
2019年は、51万2000人減った。(初めて50万人を突破)
2019年の出生数は86万4000人。(初めて90万人を割った)
減り続けるパイをさわやかに奪い合うグループに、明るい未来は待っているだろうか。
日本では、ものすごい数の競技が選択できる。
メリットは、選択肢が多いこと。
デメリットは、分散によって競技人口が減る、資金が集まりにくいこと。
*マイナー競技では日本代表ですら自費での大会出場やボランティアコーチの集団になっている。
自分の競技さえ集まれば、がベースにある間は決して解決しない問題です。
メリットをそのままに、デメリットを最小限化する方法はないのか。
理想論を語ると現実味がないとか言われそうだけれど、元旦ぐらいは理想論を。
複数の競技を同時にできること。
アメリカなどで導入されているシーズン制みたいな。
野球とアメフトなどがどちらもできます。
*MLB、NFL両方でオールスターに出場したボー・ジャクソン選手
引用:https://www.nfl-32.com/entry/2018/10/02/172604?amp=1
これが本格的に議論されるべき時期ではなかろうか。
僕の立場ではいろんな競技の選手の指導をします。
そうすると親和性が高い競技や、両方やるとどちらにも良い影響があるな、と感じる組み合わせにはたくさん出会います。
目の前の選手だけが良ければいいと思っているようではスポーツトレーナーや指導者として社会に影響を与えていくには不十分。
同じように、自分の競技だけ良ければいいと思っているようでは、スポーツの未来は危うい。
正月は明るい話題でなければならない、みたいな風潮はあるけれど、僕にとっては向き合うべき問題と向き合うタイミング。
暗い話題と感じる人もいるかもだけれど、暗いという理由で本質的な問題と向き合わないのはもっと暗い。
そもそも、この話題は暗いものではなく、戦略とかスタンスの話。
この状況はポジティブに繋げられるはず。という前提です。
お読みいただき、ありがとうございました。
今年も。
全てはパフォーマンスアップのために。
中野 崇
追伸
今年はかなりセミナーも充実させていきます。
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