サッカーやラグビーなど、コンタクトスポーツでは「コンタクトスキル」の成否が勝負を分けることもあります。

コンタクトはフィジカルと思われますが、れっきとした技術であり、そのための身体操作も存在します。

今回はそんな質問にお答えします。

 

 

 

質問>

相手とコンタクトする際、お互いにガチでぶつかるのではなく、自分は力を抜いて相手の力をうまく吸収するようなプレーがしたいと思っています。

どうすればいいですか?

(高校生;サッカー)

 

 

 

回答>

以下の二つの身体操作の獲得がポイントです。

・イナシ

・膝抜き

 

 

 

▶︎イナシ

体幹は一つの岩みたいな構造ではなく、非常にたくさんの構造物で構成される複合体です。

それらをまず柔らかく使えるようにするのは重要ですが、コンタクトという現象を考えるとただ単なるグニャグニャでは高いパフォーマンスにはなりません。

*吸収しすぎて次のアクションを続けるのが遅くなるためです。

 

なので固める部位は固めつつ、相手から伝わる部位はズラせる、というのが戦略になります。

*下部に動画あり

 

 

 

▶︎膝抜き

踏ん張るのではなく、一瞬両足を浮かして対処する方法です。

”ガチでぶつかる”、つまり強く踏ん張って当たる、というスタイルではすでに感じられているかもしれませんがかなりの負荷&スピードの遅延&バランスを崩されるというリスクが伴います。

膝抜きはそのリスクを軽減し、相手の運動エネルギーを吸収する作用があります。

 

 

 

▶︎それぞれのトレーニング方法動画

イナシ

 

 

 

膝抜き

 

 

 

 

これらのトレーニングを行うまでにはたくさんの”下ごしらえ”が必要です。

例えば体幹では自由脊椎は固定しておかなければならないのでその分離運動の獲得がまず優先されます。

また重心位置の設定も重要であり、外力を与える指導側のスキルも高いものが要求されます。

 

なので単に方法だけを真似しても、試合でのコンタクトにはつながりにくいと思います。

しっかり獲得したい場合はJARTA認定トレーナーのトレーニング指導を受けてみてください。

コチラ→https://jarta.jp/dispatch/

 

 

 

ちなみにコンタクトスポーツでは”ガチでぶつかる”能力も重要です。

ガチとイナシ、膝抜き、全てを選択肢として保持するのが高いパフォーマンスです。

 

 

 

 

 

全てはパフォーマンスアップのために。

 

 

 

 

 

中野 崇

 

 

 

 

JARTAバランスボールトレーニング

動画プログラムです。

公式サイトからご購入いただけます。

https://jarta.jp/online-jarta-training-program/

バランスボールの形状・材質をフル活用した身体操作系トレーニングです。

コンタクトスキルを向上するためにも重要な役割を果たします。

 

 

 

 

▶︎バランスボールトレーニングを行う意味。

https://ameblo.jp/bodysync/entry-12452177179.html

 

 

 

 

▶︎目的別にフィジカルスキル・コンディショニングスキルを選択して受講できます。

コース詳細

トレーニング理論コースではイナシや膝抜きの原理と方法も学べます。

https://jarta.jp/j-seminar/newcourse/

 

 

 

 

 

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