このブログでは僕への質問を募集しています。

と言いつつ、少し長い期間取り上げずにいたので、順にお答えしていきます。

 

 

 

質問1>

ピッチャーをやっていて、ピッチャーゴロをとってしっかり送球ができません。手首が固まる感覚があります。どうすればよいですか?

(高校生)

 

 

回答>

ピッチャーゴロからの送球は、実はけっこう問題が起きやすいシーンです。

結論から言うと、下半身からの連動を使うのがポイントです。

簡単にできる対処方法としては、捕ってから意図的にしっかりステップすることです。

ステップする際、地面からの反発を感じるようにすると改善しやすいと思います。




JARTAのワークアウトとしてもこのプログラムがあります。チェックしてみてください。

https://business.form-mailer.jp/fms/d2c6a2c8104930

 



起こっている現象の原因としておそらく下半身からの連動がうまくできていないため、腕が単独で動いてしまっていることによる手首の緊張が考えられます。

捕球する体勢そのものも改善対象になるかもしれません。

 

 

 

 

 

この問題はある意味ピッチャー特有です。

ピッチャーは自分主導、つまり自分でゼロから運動を起こすことができるポジションです。

片脚で立ち、自分のタイミングで重心移動を起こし、体幹の回旋→腕へと繋げていけます。

つまり、時間的に急がなければならない制約が少ないのです。

→内野手であれば、ほぼ全てが時間的制約を受ける動きです。

 

ピッチャーゴロで問題を起こすケースではこのことをまず理解しなければなりません。

時間的制約を感じずに投げている以上、いざ時間的制約がかかるといつもと違う投げ方になってしまう。

下半身からの連動が崩れてしまう。

 

どんな体勢で投げる時も、常に下半身からの連動を感じるように心がけてみてください。

下半身との連動を高める上で股関節は重要ポイント。こちらを参照してみてください。

https://ameblo.jp/bodysync/entry-12431643658.html?frm=theme

 

 

 

 

 

 

質問2>

医大で野球をしています。スポーツドクターになりたくて、浪人して医学部に入学しました。付属病院のリハの先生に、中野先生のことを聞いて、ブログを読ませていただいてます。

最近、バッティング時に手首にマクダビッドなどのサポートを着けるバッターが増えてきています。自分もつけているのですが、しっかり固定されてる感じがします。

しかし、よくバッティングの指導で、リストを柔らかく使いなさいということを聞きます。手首にサポーターをつけると、いわゆるリストを柔らかく使うことができなくなるのではないかなと思いました。そもそもリストを柔らかく使うとはどういうことなのかもよく分かっていません。

 

・リストを柔らかく使うとは

・手首のサポーターはそれに影響があるのか、パフォーマンスに影響があるのか

もしよろしければ、ぜひ教えていただきたいと思いました。

(大学生)

 

 

 

回答>

スポーツドクターを目指されている方がご自身でもプレーし、感覚と対話しながら動きについて深く研究されていくことは非常に有益ですね。

ご質問についてお答えします。

 

1)リストを柔らかく使うとは

この言葉は、いわゆる感覚言語です。

感覚言語は、発信者の感覚がベースにあり、「何を意識して動いていたか」がその感覚の優先順位を決めます。

「意識しないとできなかったこと」がその対象になったりもします。

 

結論からいうとずっと柔らかくしておくべきではありません。

バッティングにおける手首の動きは、フェーズによってその要求は変化します。

いくらでも複雑に分類はできるはずですが、概ねこの3つだと考えます。

*左右で異なりますが、ややこしくなるので省きます。

 

 

 

フェーズ1:振り始め(固定)

体幹・腕の動きが先行して回旋し始め、そこから手首を介してバットの動きが起こります。

そのため、このとき手首は力の伝達効率の向上がメインタスクになります。

一つはスイング開始が時間的に遅延しないためです。

もう一つは力の方向です。ここで手首がぐにゃっとなりすぎると、初動からの力のベクトルがずれます。

なのでこのフェーズでは瞬間的に手首を固める必要があります。

時間的には固めるのはほんの一瞬です。

https://www.youtube.com/watch?v=nWoMG5MTuX8より

 

 

 

フェーズ2:巻き込み(柔らかく)

振り始めてバットが加速するフェーズです。

バットがなるべく身体の近くを通るべきフェーズとも言えます。

このときは、手首は柔らかくする必要があります。

具体的には、たたむ動きです。

なぜなら体幹を軸とした回転運動が起こる以上、手首が始めの角度のままだと角度が大きくなりすぎて慣性モーメントが大きくなり、バットの加速、回転運動が阻害されるからです。

*もちろん柔らかくといっても、完全脱力ではありません。

https://www.youtube.com/watch?v=nWoMG5MTuX8より

 

 

 

フェーズ3:衝撃対応(固定)

バットとボールが衝突するフェーズです。

このときは手首は固定しなければなりません。

当たった衝撃で手首が動いてしまうと、力の伝達効率は落ちます。

https://victorysportsnews.com/articles/7151/originalより引用

 

*なお、スイング動作はピッチャーの投げたボールに対して相対的に変化すべきものであり、あくまでベースとなる動き、と考えてください。

*フェーズ2が苦手な人が、柔らかくする瞬間のことを意識した結果、生まれた指導なのかもしれません。

 

 

 

2)手首のサポーターの作用

その選手がどのフェーズに課題があるか次第だと思います。

フェーズ1や3に問題があれば、硬めのサポーターは非常に有効なものになり得ます。

逆にフェーズ2に問題がある選手には阻害要因になるかもしれません。

 

 

 

 

 

しばらく質問にお答えしていこうと思います。

ご質問は下記フォームからどうぞ>

(グーグルフォームに飛びます)

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelxq8nrPamZjasxqb-MRYnBNB5T47J3E9UOsqQK9csljOtSQ/viewform

 

 

 

 

 

 

 

 

全てはパフォーマンスアップのために。

 

 

 

 

 

中野 崇

 

 

JARTAバランスボールトレーニング

https://jarta.jp/online-jarta-training-program/

バランスボールの形状・材質をフル活用した身体操作系トレーニングです。

すでに多くのプロ選手が導入してくれています。

 

 

▶︎バランスボールトレーニングを行う意味。

https://ameblo.jp/bodysync/entry-12452177179.html

 

 

 

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http://jarta.jp/dispatch/

 

 

 

 

 

 

 

 

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コース詳細

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