今日からロシアW杯ですね。

今回は盛り上がっていない、ワクワクしない、日本代表は無理だろう、期待できない。

そんな話をよく耳にする今大会。

 

 

 

僕の場合は、今大会がいつもと何か違うっていう感覚はありません。

 

 

 

いつも通り、世界のトップクラスのパフォーマンスが観れる。

ひたすらそれが楽しみです。

 

 

 

もちろん日本代表は応援しますが、今回は期待できないかと問われると、これもいつも通り。

身体操作・フィジカルレベルの視点だと、やっぱりFIFAランクとの相関は感じるし、この傾向は今回に限ったことではない。(6/14で日本は61位)

 

http://www.asahi.com/worldcup/2014/gallery/140713ger-arg/gerarg08.htmlより

 

 

 

もしかしたら予選通過の可能性も期待するけれど、それが起こっても身体操作レベルによる通過ではなく、他のファクターによる勝利でしょう。

スポーツの結果はいろんなファクターが流動的に関与しますので。。

 

 

 

そういう意味で、大方の予想通り予選敗退しても、躍進して素晴らしい結果を残しても、僕の立場では結果に対する期待は同じです。

 

 

 

予選通過したとしても、身体操作やフィジカルの課題や問題点が消えるわけではない。

 

 

 

その視点で日本代表チームで気になる点としては、プレッシャーの大きい試合になると普段よりもさらに腰を落としがちなところ。

日本の選手はどうしても失敗を恐れるなどプレッシャーがかかると、腰を落としがち。

 

 

 

まず「安定」を求めます。

トレーニングも含めて、安定を好みます。

 

 

 

どしっと止まる。

こんな感じを求めるコーチやトレーナーは多い。

でもこれは相撲的な安定。

 

 

 

僕は、サッカーでの安定と相撲の安定は明らかに違うと断言したい。

断言したいからします。

 

 

 

サッカーでの安定と相撲の安定は、明らかに違う。

 

 

 

サッカーでの安定は、どしっと踏ん張れる安定ではなく、頭の位置の変化に対して足が踏み換えられることによって頭が動かないこと。

 

横から押されて頭が右に倒れそうになったら、両足が素早く右に動いてくれること。

そしてそういう動きには腕など上半身操作は必須。

 

 

 

トレーニングで求められる安定も、やっぱり相撲的。

低重心安定。

または、静止的安定。

多くのケースで、ピタッと止まれることに価値を置きすぎかも。。

 

 

 

同じ安定という言葉だけれど、目的によって中身が異ならなければ、パフォーマンスアップには繋がらない。

 

 

 

ものすごく使われる「安定」(+腰を落とせ)という言葉。

スポーツ界では、ずっとずっと「どっしり安定」と「動きながら安定」が混同されたまま使われてきた。

というより後者はそもそも認識されていないケース多し。

 

 

 

もう「日本的安定」「西洋的安定」みたいな別の言葉を使って分類した方がいい。

 

 

 

言葉の不在は行為の不在。

 

 

 

安定にも種類がある。

 

 

 

安定か不安定か。

 

 

 

この二元論だから、日本文化ではみんな安定をとる。

 

 

 

そして日本文化における安定は、低重心安定・相撲的安定・日本的安定。

手や足など末端を高速で動かそうとすると、まずどっしり感を欲しがる。

 

 

https://www.jiji.com/jc/worldcup2018?s=v4&id=wcfb20180012より

このなんでもないような場面の差は、実はかなり大きい。

 

 

https://worldcup2018.yomiuri.co.jp/news/922/より

本質は細部に宿る。

ジョギングレベルの動きにも、かなり大きな差が存在しています。

 

 

 

高重心を使いこなすべき西洋スポーツを、低重心系の僕らがやるのであれば、、やっぱりこの構図のままでは苦しい。

 

 

 

4年に1度のW杯。

 

 

 

重心の高さ、上半身の動き、という視点で観てみると新たな発見があるかもしれません。

新たな発見に役立つかもしれない参照→

https://ameblo.jp/bodysync/theme-10103036397.html

 

 

 

あとめちゃマニアックな人向けには、”軸足の動き”に着目してみると面白いかもしれません。

理由は、またいずれ。

 

 

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

©︎Kaoru WATANABE

全てはパフォーマンスアップのために。

 

 

 

 

 

中野 崇

 

 

 

 

追伸

重心が下がってしまうと、パフォーマンスはいろんな場面で、もしかしたら気づかないレベルで少しずつ落ちます。

疲れやすくなったりもします。

これは腰を落として(重心低くして)ダッシュ&ストップするとわかると思います。

前に進むのに、止まるのに、それぞれ腰の位置が低くなると大きな力が要求されるからですね。

→日本人選手の場合、膝やハムストの怪我もここらへんが必ず関与します。

 

「大事な試合でなんだかいつもよりも疲れやすい…」のはこういう原因も可能性ありです。

心当たりある、解決したいと思われる方は、サッカーにおける上半身操作の記事を読んでみてください。

きっと活路があります。

https://ameblo.jp/bodysync/theme-10103036397.html

*上のリンクと同じです

 

 

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