例えばチームのウォーミングアップをなくしてみたら何が起こるだろうか。
いきなりスプリント系の練習からスタートするとか。
確実に選手の時間の使い方は変わるでしょう。
例えば練習が始まる前にある15分の余裕、これ、ウォーミングアップがなければかなり重要な時間になります。
練習が始まるまでに使えるこの時間の位置付けは大きく変わります。
(逆にウォーミングアップがある前提だったらその15分はどう使われているでしょうか。。)
全体でのウォーミングアップを行うチームだと、選手たちはウォーミングアップがあるから、という前提で練習までの時間を過ごします。
そうすると、授業中や移動中に多少身体が固まっていても、気にしなかったり。
ウォーミングアップがなかったら、選手にとってここは必ず気づいて対処すべき部分に入って来ます。
どっちがパフォーマンス全体を考えた時に選手にとって良いでしょうか。
「考えろ、工夫しろ」とするのではなく、そうせざるを得ない環境を作るのは指導者の重要な仕事。
チームでのウォーミングアップは概ね15~20分使われます。
仮に練習時間が2時間だとしたら、なかなかの割合ではなかろうか。
週に6日間練習したとすれば、90~120分、ウォーミングアップに使われることになります。
1ヶ月だと、、
年間だと、、。
ウォーミングアップにそこまでの割合を割く必然性は本当にあるだろうか。
いやいや、それは理想論。
そもそもウォーミングアップをなくせるという前提が無理っしょ。
と思われるかもしれませんが、すでにブラインドサッカーの日本代表にはウォーミングアップはありません。
「プレアップ」という名称で、すでに個人レベルでのウォーミングアップ方式が成立しています。
選手たちには、「ダッシュできる状態でピッチに入ってきてくれ」という指示だけです。
これは幾つものチームですでに導入されているJARTAのシステムです。
もちろんいきなり完全になくすのは無理があります。
でも今の半分の時間にして、プレアップを導入するってのはアリかもですよ。
JARTAでは選手が自分でプレアップできるように、PWUという名称でそのシステムを提供しています。
背骨・肩甲骨・股関節の3部位に対して、柔軟性向上系・動きづくり系の2系統を設定し、それぞれ3つのレベルが存在します。
(トレーナー向けにはアドバンス1の4日間でご紹介しています)
アドバンス1>
https://jarta.jp/j-seminar/course/advance1
選手たちの時間感覚教育や、自主性要求にも使えるなかなか使えるシステムだけれど、やはり指導者の方々の柔軟な思考と決断は必要です。
現状、なかなかこの形がスタンダードになるのは難しいだろな~って思っていたら、ビーチバレーのレジェンドが監督をするチームはすでにノーウォーミングアップやってました笑
前列中央がそのレジェンド、ターキーさん。
チームの練習はいきなり全力スパイクからスタートするらしいです。
理由は、僕と全く一緒。
福岡にあるターキーズバー>
https://www.facebook.com/Tarkeys-Bar-ターキーズバー--262955643714814/
あ、なぜ福岡にいたかというと、投手セミナー、ベーシックセミナーを開催していたからです。
たくさんの方が来て下さいました。
立甲。
プロセスをしっかり習得できれば、確実に獲得できる身体操作です。
習得できれば、施術にも使えます。
相手の防御性収縮を防いで優しい力のまま深部までアプローチできるようになります。
JARTAベーシックセミナー>
https://jarta.jp/j-seminar/course/apply/#a
お読みいただき、ありがとうございました。
全てはパフォーマンスアップのために。
中野 崇
追伸
ウォーミングアップ不要と書きましたが、時間軸を変えているだけです。
また、集団で同じタイミングで行うのか個人でやるのかの違いは意外と大きな差を生みます。
つまり、「今日はここが硬い感じがするから、もうちょっと念入りにやろう」ができるかどうかの差。
JARTAのトレーニング指導をご希望の方は下記から。
JARTAのオフィシャルLINE@