スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇です。
ナンバーワンでなく、オンリーワンを目指そう。
そんな言葉があります。
賛否両論、いろんな解釈がありますが、僕は結構好きな言葉です。
好きな言葉なのですが、僕にはこの言葉を鵜呑みにすることは出来ません。
なぜなら、このオンリーワンを目指すという言葉には、レベルという観点が抜けているからです。
高校野球レベルでのオンリーワンと、プロ野球レベルでのオンリーワンは、同じオンリーワンでもレベルが違います。
自分が今いるカテゴリーでオンリーワンの称号を得たとしても、それとレベルアップを求めなくて良いのとは違います。
オンリーワンを目指しつつ、ナンバーワンを目指す必要ってあるんじゃなかろうか。
そもそも、わざわざオンリーワンを目指さなくても、同じ人間はどこにもいないんだから、すでにオンリーワンだし。
ナンバーワンを必死で追求するからこそ、ほんとのオンリーワンが生まれてくるんじゃないかな。
勝てない相手に勝てない理由を、めっちゃ分析して、そして自分だからこそ勝てる方法を作り上げる。
その結果としてオンリーワンが生まれるんじゃないかな。
そんな努力の先にこそ本物のオンリーワンがあるんじゃないかな。
体格に恵まれなかったメッシが、ナンバーワンを目指さなかったら、「メッシ」にはなっていない。
イチローがナンバーワンを目指さなかったら、振り子打法は生まれていない。
出典:http://www.sankei.com/premium/photos/160816/prm1608160011-p6.html
オンリーワンは、ナンバーワンになるための手段。
ナンバーワンを目指すプロセスの先にオンリーワンがある。
オンリーワンという言葉はめっちゃ素敵な言葉だからこそ、自分が出来ないことや勝てないことの逃げ道には使われてほしくないな。
お読みいただき、ありがとうございました。
全てはパフォーマンスアップのために。
中野 崇
追伸
昨日の自分よりもほんの少しでもレベルアップしようと努力する選手たち。
トップを目指してひたすらトレーニングします。
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