こんにちは。
スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇です。
rpmってご存知ですか?
rotations per minute、つまり毎分回転数という意味です。
この単位は今後野球界では非常に重要なものとなるので、今のうちに要チェックです。
トラックマンという計測マシーンの導入により、ここ数年でボールの回転数や回転軸など、プロ野球のピッチャーたちの投げるボールの「質」が数値化されるようになりました。
そこでそのピッチャーたちが注目しているのがこのrpm。
プロのピッチャーたちは回転数を重要視しているんです。
現在のプロ野球の中で回転数が多いピッチャーとして有名なのが、楽天ゴールデンイーグルスの則本昂大投手。
175cmという小柄な体格にもかかわらず、プロ野球記録である8試合連続二桁奪三振の記録をもち、4年連続でパリーグ奪三振王です。
2200回転/分でも多いとされる中で、2500回転/分を超えるボールを投げます。
ボールの縫い目がある影響で、回転数が多いボールはそのぶんだけ揚力を得たりして「ノビのあるボール」になったり、それによってバッターの予測を裏切るボールが来て打ちにくかったり、鋭い変化球になったりします。
ここまではデータを見れば明確に言えるし、簡単な流体力学を知っていればわかります。
多くのスポーツに関するデータにおいて、「こうなればいい」という結果の状態が分析と、「現状はこういう状態です」という分析ができても、
現状から良い状態に至るまでのプロセスである「手段」が不明確であることが非常に多いです。
それだけパフォーマンスアップは複雑な現象だとも言えますが。。
則本投手の場合は回転数が多いことが奪三振が多い理由の一つだとされていますが、ではどうやったら回転数を高めることができるのかに関してはなかなか具体的には出てこない。
脳科学の研究所でも職員の方が同じことを話されていました。
トップアスリートの分析は可能だ。
でもどうやってそこに至るのかの手段とその知識が我々にはない。
あれ?
トップレベルに近づくための手段?
これってトレーニングのことじゃないのか?
トレーニングの分野にはいろんな考え方があり、関連する要素も非常に複雑ですが、だからこそ僕はとにかくシンプルに考えます。
「こうなりたい・こうなれば良い」と、「現状」の差を明確にする。
その差を埋めるための手段(トレーニングや意識など)を提供する。
そして、その手段を実現するための扱い方(トレーニングシステムの活用方法)を教育する。
ちょっと話がずれましたが、則本昂大投手がものすごい回転数のボールを投げられる理由、回転数が多くなる条件、そのメリット、そのためのトレーニング方法を記事としてまとめました。
一般の方向けに書いた記事なので、専門家の方には少し物足りない部分もあると思いますが、ご容赦ください。
https://bbcrix.com/articles/70793/original
形式として記事の最後にトレーニングを「一つだけ」紹介しています。
当然ですが、その一つのトレーニングだけで事が成せるはずがないことはご理解しておいてください。
お読みいただき、ありがとうございました。
全てはパフォーマンスアップのために。
中野 崇
追伸
末っ子の娘がイヤイヤ期に突入。。
僕が彼女にメロメロなのを知ってか知らずか、思いっきり振り回されてます。
傘は渡さない。
そんなことよりあっちに連れて行け、と無言で指示されております。
今回のこの記事でご紹介したトレーニングも、JARTAの認定資格保持トレーナーは的確にご指導できます。
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