こんにちは。

スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇です。

 

 

 

肩甲上腕関節ってご存知ですか?

専門家の方は当然知っていると思います。

 

 

 

肩甲骨と腕の骨(上腕骨)をつなぐ関節です。

 

 

 

深層はローテータカフ(肩のインナーマッスルの総称)、表層は三角筋や僧帽筋などで構成されています。

ピッチングでは、特にこの深層部分の筋群を使います。

だからこの部分が十分に良い状態になっている必要があります。

良い状態というのは、可動域が確保されていてかつ運動(投球)の中で働くという意味です。

 

 

 

それをすっ飛ばして表層部分の筋肉ばかりで投げてしまうと、肩の深部に怪我が起こったり、スピードはあるけどノーコン、ボールの質が低い、といった現象が起こります。

プロのピッチャーが細身でもものすごいボールを投げられる一つの理由として、こういう理由があります。(あくまで一つ、それだけではありませんが)

 

 

 

というわけで、ピッチャーのコンディショニングとしては非常に重要なこの肩甲上腕関節のコンディショニングの様子。

 

右投手でも左も行います。

 

 

 

みんな真面目にやってます。

 

 

 

それに併せて立甲と仙腸関節の可動性を混ぜ合わせたトレーニングも。

 

 

 

もちろん肩甲上腕関節や肩甲骨の可動性だけでは事足りませんので、立甲とローテーターカフを併せたトレーニングも行います。

きつすぎてこんな顔になってます笑

 

 

 

 

 

 

 

 

オーソドックスなものから、ちょっと複雑なものまで、ひたすら念入りに様々なストレッチを行います。

 

 

 

もちろんコモドストレッチも。

 

 

コモドストレッチは、たくさんの関節に同時にストレッチをかけることができる、複合系ストレッチといいます。

 

 

 

肩周りと同様、どの関節も柔軟性だけでは不足です。

だからストレッチの中にも「動きやすくなる」ための刺激を入れられるものを導入しています。

 

T-レフストレッチというトレーニング系ストレッチです。

(いろんな種類あります)

 

 

 

これらは選手各々の判断でトレーニングの合間にもかなり頻繁に行います。

動きやすい状態でトレーニングを行なった方がその質が高まる、という考え方です。

 

 

 

 

 

 

これはハーフシッティングフローの連続バージョン。

動画ありますのでご参考に。

選手はウォーミングアップとして60回ぐらいやっていますので、興味のある方はやってみてください。

背骨や股関節柔らかくしながらお尻周りのトレーニングにもなります。

 

 

 

 

 

そしてこちらは、ハーフブルーコというトレーニング。

 

 

 

かなりきついんです。

 

 

 

長かった自主トレは明日で終了です。

 

 

 

選手たちには身体操作やトレーニングなどたくさんの情報が入っているので、これから一緒に情報の整理をします。

最終的にシンプルに落とし込むためです。

 

 

 

 

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

全てはパフォーマンスアップのために。

 

 

 

 

 

中野 崇

 

 

 

 

追伸

ピッチングは、いろんなコーチがいろんなことを言います。

その結果、選手が混乱してパフォーマンスを落とすということは本当に多いです。

だから、必ず最後はシンプルに考えられるように選手と一緒に情報を整理して優先順位を本人が決められるようにしています。

 

 

 

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