こんにちは。
スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇です。
クアラルンプールにいます。
こちらは、非常に暑い。。
先週までカナダにいたので、寒暖差と僕の順応能力の小競り合いが起きています笑
さて、、選手とのトレーニングをしているとほぼ必ずでてくる話が、「力み」。
スポーツ界で使わない人はいないぐらいスタンダードな言葉です。
「力んでるよ、リラックス!」
「今日は力んでしまってうまくいきませんでした」
「力みが抜けた良い動きですね」
このように使われますが、つまり「力み」とは良くないもの、パフォーマンスの発揮を阻害するものとして扱われます。
では、なぜ力みが良くないのでしょうか?
そもそも力みってなんだ?
なぜ、力みはパフォーマンスの発揮を阻害するのでしょうか?
だって力を発揮しないとパフォーマンスは発揮できませんよね。
力は入れる。
でも力んだらうまく動けない。
このことから分かることは、「力を入れるべき部位」と「抜くべき部位」が存在するということ。
他の多くの抽象的な言葉と同様に、雰囲気でなくちゃんと理解して使わないと、力みを抜こうとすることそのものが選手を迷わせる、ひどい場合はパフォーマンスを下げてしまうことにつながりかねません。
力みをうまく抜いてパフォーマンスにつなげるためには、まず「力みという現象」を定義しなければなりません。
あくまで僕の定義ですが、力みとは、「力の伝達を阻害する筋収縮、力の集約を分散させてしまう筋収縮」としています。
例えば、力みの代表格といえば「肩の力み」。
具体的には肩の上側、僧帽筋や三角筋に過剰な力が入ってしまう状態を指します。
これがなぜよろしくないのか、一例を出してみます。
足で地面を踏ん張って手で物を押す場合、地面から得た反力+足と体幹部分の筋力による力を腕に伝える必要があります。
この時、肩が上に上がってしまうと、力の方向が上に分散し、足からの力を腕に伝える作用・効率が低下するのです。
出典:https://bbcrix.com/articles/69780/original
ピッチングであれば、並進運動と回旋と筋反射を使ってせっかく繋げてきたパワーが肩の部分で逃げてしまう状態です。
だからピッチャーたちは脇に力が入ることを重視します。
感覚的ですが、彼らの言葉だと「肩甲骨から投げる」感じ。
これは体幹と腕とが強く繋がった状態を意味し、「力んで」肩が上に上がった状態とは真逆です。
つまり、肩に関していえば、
入れるべき部位:脇(前鋸筋を中心とした後ろ脇あたり、ローテーターカフを含む)
*実際は筋反射現象の一部として力が入ります。
抜くべき部位:僧帽筋・三角筋
となるのです。
まとめますと、力みとは、「力の伝達を阻害する筋収縮、力の集約を分散させてしまう筋収縮」。
そして大きなパワーを発揮したりスピードを発揮するためには、力を入れるべき部位と抜くべき部位が存在するということです。
指導側が主観的・感覚的に、「力んでるぞ!力抜け!」とやってしまうと、選手はとても困ります。
「力抜いたら投げられへんやん」ってなります。
だから、どこを抜いて、どこを入れるべきかを明確にするのが重要ではなかろうか。
お読みいただき、ありがとうございました。
全てはパフォーマンスアップのために。
中野 崇
追伸
僕が講師をする投手トレーニングセミナー、サッカー上半身トレーニングセミナーでは、ここを論理的に明確に提示しています。
全て解説付きで、力を入れるべき部位・抜くべき部位を提示しています。
スポーツの結果は、論理だけではコントロールできません。
だからこそ、論理で突き詰められる部分は最大限突き詰める。
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