こんにちは。
スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇です。
サッカー選手の肉離れなどケガのニュースが絶えない。
あるJ1のチームでは10人を超えるケースもありました。
プロ選手にとって、ケガは非常に大きなリスク。
特に肉離れは多いです。。
だから、僕はプロ選手のサポートを開始した時のファーストフェーズとして、ケガをしなくなることを考えます。
例えば今年の初めからサポートを開始したJリーガーは、昨シーズン4回もの肉離れを起こしていました。
今年は幸いにもゼロです。
他にもこんなケースはたくさんあります。
肉離れを繰り返す選手には何が足りないか。
なぜ筋が修復されて復帰した後も、肉離れを繰り返すのか。
原因と対策にはいろんな考えがあると思いますが、僕は上半身だと考えています。
先日もご紹介した通り、サッカー選手はプロであっても上半身の動きに関してあまりにも無頓着です。
「考えたことない」
「筋トレだけ」
男女の日本代表含めたくさんのプロサッカー選手にリサーチしましたが、大半はこういう回答です。
そして実際、上半身の操作トレーニングをやってみると、めちゃくちゃ不器用。。
サッカーの肉離れの中で特に発生しやすく、また重症化しやすいものとしてモモ裏つまりハムストリングの肉離れが挙げられます。
起こってしまった後の組織の修復方法についてはここでは触れず、「発生しないようにすること・再発しないようにすること」にフォーカスします。
上で述べた通り、ハムストの肉離れと上半身の動きは深い関係にあります。
この部分の肉離れは、特にスピードを武器にする選手に多いです。
ハムストはアクセル筋と呼ばれ、スピードのある選手ほどこのハムストを強力に使っています。
このこと自体は非常に有効なのですが、問題はその動き。
上半身がガチッと固まった状態でハムストを強力に働かせると、ハムストに負荷が一気に集中します。
これを繰り返すと筋が疲労と微細損傷の蓄積で固まってゆき、ある時ブチっといきます。
(ハムストは長い筋肉で、上部と下部で肉離れの発生プロセスは多少異なるのですが、ざっくりまとめるとこんな感じです。)
特に「動き出すとき」に、その負荷は増大します。
車が発進するときにローギアに入るのと一緒です。
大きなパワーが必要なのです。
このときに上半身が協力せず、ハムストだけで頑張ってしまうと負荷の集中は非常に大きなものとなります。
だから僕はこれを防ぐ鍵が上半身の動きだと考えているのです。
ハムストの肉離れを繰り返す選手は、大半が上半身をガチッと固めるパターンを持っています。
具体的には特に肩甲骨やみぞおち・腰の動きが非常に乏しい。
走る時、運動学的には股関節が内旋と外旋を繰り返すと言われていますが、実際はそれだけではなく、上半身を含んだもっと総合的な動きが必要です。
イメージ的には肩甲骨ごと、もっというと右半身ごと左半身ごとの回旋系の動き。
左右の半身の上下を連動させると、ハムストへの負荷は分散します。
特に上記に述べた動き出しのローギア状態では非常に重要なことです。
踏み込んだときにハムストの負荷は急増します。
ネイマール選手のように同側の肩が一緒に動く必要があるのです。
*動画では専門家でないとなかなか分からないぐらい一瞬の速い動きです。
横移動の時も、こういうパターンは出現します。
上半身をガチッと固めてしまう、足だけで頑張ってしまうそんな選手に僕がどんなアプローチをするのか。
どうやって、上半身を使って肉離れの発生と再発を防ぐのか。
中心ラインの可動性。
上半身の柔軟性の出し方。
左右半身の上下をつなげた動き。
スパイラルの動き。
腕振りのユニットパターン。
などなど。
それらを僕だけのものにするのではなく、セミナーとして公開します。
サッカー用上半身トレーニングセミナー。
上半身のことしかやりません。
足のことはやりません。
たくさんの方が研究されているので、その足の動きを高めるための手段を最大化できるような土台となるトレーニングを提示するのが僕にできることだと思っています。
セミナー内容はほとんどがトレーニングです。
選手、トレーナー、コーチ、どなたも対象とします。
上半身に特化した、サッカー用トレーニングセミナー。
筋トレというより、身体操作。
このセミナーは、このブログで先行情報をリリースしていきます。
まだJARTAのホームページには何も公開していません。
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9月16日
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料金>
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*先着順です
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投手用トレーニングセミナー同様、このセミナーは全て録画していただいてOKです。
三脚設置ももちろん、ライブ中継もしていただいて大丈夫です。
復習のため、チームのため、ぜひ有効活用してください。
*詳細は録画ポリシーをご参照ください。
お問い合わせ>
retrainer@jarta.jp
事務局本部
お読みいただき、ありがとうございました。
全てはパフォーマンスアップのために。
中野 崇
追伸
前回も書きましたが、サッカーで上半身というのは非常に尖ったアプローチです。
サッカー関係者の方にはなかなか受け入れてもらえないかもしれません。
ただ様々な競技のプロ選手をサポートしてきた立場としてこのことは人間の構造上非常に重要なことと考えており、サッカー選手の最大の伸びしろだと考えているので、全力で継続したいと考えています。
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