こんにちは。

スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇です。

 

 

 

 

 

昨日は2週間後に迫ったイタリア研修に関する打ち合わせがあり、いよいよ近づいてきたなという感じです。

今回はASローマなどにもお伺いする予定です。

同チームは育成ではイタリアNo.1と言われているので、とても楽しみです。

 

 

 

 

 

さて今回は、トレーニングの「影響力」についてです。

 

 

 

 

 

僕が携わるトレーニングのカテゴリーは、一般的にはフィジカルトレーニングと呼ばれ、スキル練習や戦術練習とは分けられた位置付けにあります。

 

 

 

 

 

ただ、フィジカルトレーニングをどのような位置付けにするのかはチーム次第です。

 

 

 

 

 

僕がサポートしている強豪チームは、どこも揃って「競技と密接な関係性がある」という位置付けになっています。

 

簡単に言うと、強化と動き作りを同時にやっているイメージです。

 

 

 

 

 

 

チームの考え方次第なので、なんでも良いと思いますが、その際に一つ知っておいていただきたいことがあります。

 

 

 

 

 

それは、フィジカルトレーニングと実際の競技の関係です。

影響と言ってもいいかもしれません。

 

 

 

 

 

 

これまでも、「筋肉をつけることを目的」としたフィジカルトレーニングが、実際の競技にどのような影響があるのかを繰り返し述べてきました。

 

 

 

 

 

ものすごく簡単に言うと、筋肉をつけることが目的、と思っていても、人間の脳と身体は「筋肉をつけるための」トレーニング動作も覚えて学習します。

 

 

 

 

 

これが実際の競技動作とかけ離れたものだと、筋肉はついたがパフォーマンスは低下した、という現象が起こるリスクが高まります。

当然ケガのリスクも上がることがあります。

 

 

 

 

 

筋肉をつける

身体操作を学習する

 

 

 

 

 

これは分類できているように見えますが、実際に脳・身体の中で起こっていることはどちらも動作の学習が絡みます。

 

 

 

 

 

「筋肉をつけるときだけは動き方を学習しないでね~」

 

 

 

 

 

みたいな都合の良いことにはならないのです。

 

 

先ほど強化と動き作りを同時にやっているイメージ、と述べましたが、これは決して特別なことではなく、何をするにせよ、動きが関与する以上は動き作り学習システムは必ず自動的に発動します。

 

 

 

 

これは短絡的に、筋肉をつけるのがダメなんだ、ということではありません。

 

 

 

 

 

筋肉をつけようとしている時の動きも、脳と身体は覚えていきますよ、それはそのまま競技動作に影響を与えますよ、ということを知っておくとリスクは避けやすくなるのではないかと思います。

 

 

 

 

筋肉をつけることと、動き方を学習することは、同時にしかできません。

 

 

 

 

 

次回は、フィジカルトレーニングによる認識の構築についてお話しするつもりにしてます。

 

 

 

 

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

全てはパフォーマンスアップのために。

 

 

 

 

 

中野 崇

 

 

 

 

 

追伸

 

 

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