こんにちは。
JARTA代表の中野崇です。
現在、西武ライオンズの野上亮磨投手・相内誠投手・高橋光成投手の自主トレ帯同のため、熊本県にいます。
プロ野球の自主トレといえば、この時期テレビなどでその様子が放映されていますが、やはりそれは一部です。
シーズンを控えたプロ野球選手がこの時期どんなことをどんな目的でやっているのか、どんな過ごし方をしているのかはその場にいなければわからないことがたくさんあります。
プロ野球やスポーツトレーナーに興味のある方は見てみたいですよね?
プロ野球選手に限らず、プロ選手は華やかさの裏で本当に地道な努力を積み重ねています。
裏で支える身としては、彼らのそんな姿も是非知っていただきたいと思っています。
ウォーミングアップのシーンです。
これはT-レフストレッチ。
大腰筋に刺激を入れ、全身の連動性を高めるための状態を作ります。
仙腸関節という骨盤内の関節を動かします。
ピッチングは急激に腰を回旋させる必要があるので、仙腸関節の可動性が非常に重要です。
仙腸関節がよく動くと、腰のキレが増します。
背骨の動きを出しています。
専門的に言うと脊柱の選択的な操作性を要求する動きです。
コモドストレッチ。
股関節と背骨の複合ストレッチです。
股関節だけのストレッチでは柔らかくても、背骨の可動域も同時に要求すると硬さが現れたりすることも多いのです。
そして実際の競技動作では、大半の動きでこのような複合的な可動性が要求されます。
リアクションボールを使ってゲーム形式の練習。
どこにバウンドするかわからない、いびつな形状のボールを使ってゲームをしています。
どのバウンドにも対応出来る「構え」が重要です。
高橋光成投手は初めての内容だったので、しっかり動きを説明。
とても複雑な動き、身体の感覚としてつかめるまで繰り返します。
これらは非常に集中力と意識のコントロール、そして再現性の高さが要求されるトレーニングです。
特にピッチャーは同じ動きをどれだけ再現できるかが問われるポジションです。
夕食の後は、僕の部屋で選手たちのコンディショニングを行います。
また、その時間を活用して選手たちに身体のことやトレーニングのことを教える場にしています。
自分の身体を守るのは最終的には選手自身です。
何を選ぶか、何をするのか、そんなことを判断できる知識と
基準を選手たちの中に作ってあげられれば嬉しいです。
誠選手と光成選手にはJARTAのTシャツをプレゼント。
このあと、光成選手のTシャツは似顔絵のキャンバスになりましたとさ笑
お読みいただき、ありがとうございました。
追伸
僕がどんなコンセプトでトレーニングをしているのかの詳細は、下記JARTA公式サイトからご覧いただけます。
トレーナーを目指す方も、ぜひご覧になってください。
一味違った、でも本当に重要なことがたくさん書いてあります。
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中野崇