おはようございます。

昨日は大阪にある羽衣国際大学にお伺いし、ちょっとした打ち合わせをしてきました。

アスリートの栄養に関する相談と、現状のスポーツ栄養に関する課題を専門の先生に相談させていただきました。

話の流れの中で、JARTAとしてやれること、やるべきことが見えてきた、非常に有意義な時間になりました。

 

 

 

 

 

さて今回は、「0から100」という表現についてです。

皆さんはこの表現を聞いたことがあるでしょうか?

スポーツ選手やコーチが時々使います。

 

 

 

 

 

この表現は、選手やコーチがパフォーマンスアップを考える際、最近よく話に出てきます。(人によっては0から1や、静から動とも言います)

この0から100の能力を高めるという表現の目的は、リラックスした構えからの急激な動き出しのスピードを高めるような話の時のイメージングなどで使われています。

 

 

 

 

 

実際、このイメージを持つことはとても有効です。

特に動く前の構えの段階で無駄な緊張を排除するためにはとても使える表現だと思います。

構えの段階で不要な緊張が入っているケースは非常に多いので。。

 

 

 

 

 

構えの段階で不要な緊張が入っていると、何が良くないかについて簡単に説明します。

 

 

 

 

 

最も大きな理由は、「遅くなるから」です。

 

 

 

 

 

動き出す際には、運動学的にも生理学的にも物理学的にもリラックスして「落下現象

を最大活用することが最も有効です。

 

 

 

 

 

例えばもう引退していますが、ラグビーのシェーンウィリアムズ選手なんかは最高レベルの落下の使い手です。

彼の急激に方向転換する際のきっかけとしての落下運動は分かりやすいです。(0:40あたりなど多数出てきます)

 

 

 

 

 

 

 

この落下そのものを使いこなすこと自体も難易度が高いことなのですが、実際に落下現象が使える選手であったとしても、構えの段階で緊張が入っていると、このプロセスに入るために時間がかかるのです。

 

 

 

 

 

緊張→脱力→落下(動き出し)

という2アクションになるのが理由です。

 

 

 

 

 

また、そもそも構えの段階で緊張が入っていることで、落下技術は使えないことになるケースの方が多いのは言うまでもありません。(主に大腿四頭筋が阻害因子となっています)

 

 

 

ただ今回僕が伝えたいのは、この逆の表現なんです。

次回説明します。

 

 

 

 

 

 

JARTA

中野 崇