こんばんは。

ブラインドサッカー日本代表の7月強化合宿、無事に終了しました。

今回からは、これまでのフィジカルトレーニングからベースアップしたものにしていきました。
 

 

 


 

 

 

久しぶりに回転ジャンプも実施しましたが、これまで全然できなかった選手たちがほぼ完璧にできるようになっていて、確かな成長を感じることができました。
 

来月は四日間の合宿、夏場なので夕方から夜にかけての練習が多くなるので、お時間合う方は是非見に来てみてください。

幕張で実施予定です。



 

さて前回は、「質問」という行為において、質問者側の観点からの話をしました。




 

その中で特に重要なことは、
 

・質問は質を問うものであり、そこに達するには質問内容において量フェーズ→質フェーズのプロセスがあり、自分がどこにいるのかを認識することが重要。


 

・質問する際には、「要するに相手が言いたいこと」にフォーカスし、その上で「要するに自分が何を言いたいのか」をまず一言でまとめる。

(細かい言葉にいきなりフォーカスすると本質的な議論にならない)



 

ということでまとめました。

詳しくはこちらから。





 

では対して説明者・回答者側は何が重要になってくるでしょうか。





 

まず、説明している場面では、質問者の際と同じく、「要するに自分が何を言いたいのか」を明確に簡潔に理解しておく必要があります。




 

時に「出てくる質問の観点がズレてる」と感じることがありますが、それはもしかしたら質問者でなく、自分自身に原因があるのかもしれません。






僕はそういったことがあると、必ず自分の説明の「要するに」がクリアであったかを反省するようにしています。





 

では質問を受け、それに答える場面で僕が重要だと感じていることは、

まず「要するに質問者が何を言いたいのか(聞きたいのか)」を、質問を聞きながら捉えるようにしています。




 

そしてその人が聞きたい回答の抽象度を考えて答えます。




 

つまり、相手が聞きたいのは、「大阪府のことなのか、それとも大阪市のことなのか、中央区のことなのか、〇〇ビルディングのことなのか」を、明確にします。




 

ここはめちゃくちゃ大事なところです。




 

相手が大阪府の全人口のことを聞きたいのに、答える側が中央区の人口のことを話していても議論になりません。

(逆も然りです。)

 




 

また、話が進むベクトルが一致しているかを考えることも重要です。

仮に話の本筋からずれた質問が来ても、原則として答える必要がありますよね。




 

そういった場合、回答の最後で話しの軌道を戻すようにします。

「少し回答が細かくなってしまいましたが、ここで改めて何が言いたいのかをまとめますね。」といった感じです。





 

一対一での会話ならともかく、他の人が聞いている状況においては、これをしておかないと質問者以外の人が”迷子”になってしまいます。




 

回答する立場にある場合、質問者と自分の二人だけの空間になってしまわないよう、常に注意しておく必要があります。




 

プレゼンなどにおいても、最も評価されるところとして「質問に対しての回答」という部分があります。




 

いくらまとまった良いプレゼンをしても、質問に対して抽象度のずれた回答だったり、ずれた質問を修正できずに乗っかったりすると、それだけで台無しになったりするのが質疑応答の場面です。

 




 

良い議論ができることは、双方にとって非常に有意義な時間となります。

逆に噛み合わないやりとりで、結局何が言いたいの?みたいな議論は、”当事者以外は”非常にストレスフルなものです。

 




 

少しでも参考になれば嬉しいです。

 

 

 

 

 

JARTA

中野 崇