今回はJARTA公式ブログに掲載されたスタッフの記事についてです。

JARTA認定トレーナーで講師もしている岩渕トレーナーが書いてくれました。


まずは
こちらを読んでみて下さい。
なかなか難題ですよ。





「科学的根拠」について。

これは人間の身体運動に携わる上では永遠のテーマだと思います。





科学的根拠が必要かどうか。






記事にもある通り、僕の考えでは最優先ではない”というのが結論です。

結果を出すことに追いつめられ続けている立場にあるスポーツ選手を対象としたサポートをしている限り、「最良の結果に近づけてあげられるかどうか」が全ての基準であるべきだと思います。






つまり科学的根拠が必要かどうか、科学的根拠があるかないか、ではなく、もう一段高い視点である「パフォーマンスアップに寄与できるかどうか」という観点が何においても最優先されるべきであるということです。






では、パフォーマンスアップに寄与できるかどうかの指標は何なのか。






海外も含めて世の中にはパフォーマンスアップに関して様々な理論が存在しています。

それぞれに理論や技術体系があります。






結論から言うとそれらは正解のときもあり、間違いのときもあります。

JARTAのトレーニング理論も当然そこに含まれます。






これらに対する僕の答えは、「合理的かどうか」です。






僕は自然の摂理を非常に重視しています。

自然界では、合理的でなければ、自然の理にかなっていなければ淘汰されます。

たとえば陸上生物であれば、重力下でどう効率的にスムーズに素早く動くか、いつエサを得られるかどうかが不明な生活の中でどう省エネで行動できるか、いかに獲物または天敵に察知されずに動くか。

これらは全て自然界の中でいかに生存していくかに直結しています。

すなわち非合理性は死や種の絶滅に直結しています。






例に少し出したこの自然界での合理性追求は、スポーツに置き換えるとそれぞれハイパフォーマンスと言えることにお気づきでしょうか。

スポーツで死ぬことはないですが、スポーツにおける非合理性は怪我やパフォーマンス低下につながります。






例えば、以前筋トレの記事でも述べましたが、自然界では重力下で動いたときに、姿勢や動きの制御のために初めて筋力が要求され、その結果、動きや環境に対する「適応」として筋力が発達しています。






対して、現状のスポーツ科学では、多くの場合「この動きにこの筋肉が必要だから」「この動きを作りたいから」「身体を大きくしたいから」といった要求が先にあって筋力をつけようとしています。






僕は決して筋トレの必要性を否定はしませんが、自然界の理に沿った合理的な筋力アップの順番があると考えています。








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中野 崇