学生のあいだに知っておいてほしいこと。
前回の記事と少し前後しますが、9月28日にJPTSAという理学療法士の学生団体で講演してきました。
会場は長野県にある信州大学でした。
テーマは、「理学療法士とスポーツ」。
メインメッセージとして「学生のあいだに知っておいてほしいこと」という内容です。
信州は僕にとって、とても思い出深い土地です。
というのも登山が趣味の父が、子どものころから毎年僕ら家族を信州にある北アルプスへの登山に連れて行ってくれたからです。
僕はその中で巨大な自然を相手に様々なことを学ぶことができましたし、人との関わりも日常生活とは違う環境の中でいろいろと経験でき、今でもその頃の経験はとても役に立っています。
最も思い出深い鏡平。晴天で風がなく水面が静まっているときのみ鏡のように山脈が映し出されます。
話は戻り、JPTSAでの講演です。
(JPTSAというのは「日本理学療法学生協会」の略称です)
当日は主にスポーツ分野に関心のある学生たちが集まられるということで、僕がなぜ理学療法士になったのか、なぜスポーツ分野でトレーナーという立場を目指したのかという話から、トップアスリートたちと深く関わることになった経緯、アスリートたちに関わる上で非常に大切なこと、そして就職の考え方という流れでお話しました。
(就職の考え方に関しては、ブログにも以前記載していますので、下記リンクをご参照下さい。)
中でも最も重きを置いたのは、スポーツ分野に携わる上での心構えについてです。
理学療法業界に留まらず、スポーツ分野には様々な考え方や理論が存在します。
また、一般的にスポーツ分野で活躍してゆくのは非常に難しいという意見が根深くあります。
僕自身も駆け出しの頃はそれらに悩みましたし、志を阻むネガティブな意見をたくさん聞かされました。
「学生のあいだに知っておいてほしいこと」とはそのネガティブな意見に対してどう考えるのか。
→こんな感じの内容を話しました。
そして、スポーツ分野やスポーツトレーナーとして活動するためには、選手やチームから信頼を得るためにはどのようなことが今から行動してゆくことが必要なのかについても言及しました。
ご参加された学生の方々が志を実現するために少しでもお役に立てた事を願っております。
講演後は、同日に講演された理学療法士の金成先生(スポーツ分野でご活躍されています)とともに、学生のみなさんとの懇親会に参加させていただきました。
関西にある大学の学生は、夜行で長野まで来て、講演後にまたそのまま帰るという強行とのことでした。
その方々だけでなく、学生のうちからこのような講演に参加されるという、素晴らしい行動力に感嘆すると共に、その行動力があれば必ずやりたいことが実現できると思いました。
皆さんのご活躍期待しております。
JARTA
中野 崇





