私が担当するアスリートには、世界で活躍するようなレベルの選手が数人います。諸々の事情から全て非公開な現状が残念ではありますが…。






最近つくづく思うのが、トレーナーは様々な面で選手に育ててもらってるなぁということです。






それを少しシェアしたいので、例えばトレーニングに関する彼らの考え方について書きたいと思います。






僕が選手に対して提供しているJARTAセンタリングトレーニングは、導入期は非常に習得が難しいことが多いです。

初級レベルのものであっても、身体の内的認識力外的認識力といったセンサーを働かせた状態(統合化といいます)でのトレーニングを要求しますので、普段そういった状態で行っていない方にとっては大変難しいものとなります。






一軍で活躍するプロ野球選手であっても脳疲労で短時間しか継続できない、一つの動作を習得までに数週間要する、など本当に苦労する方が多数いらっしゃいます。






選手が、出来ない・難しいという状態に陥ったときに、トレーナーとしてはそのトレーニングを効果的にするために、取り組む心構えまで指導してゆく必要があります。
しかし一流選手ともなると、逆にこちらが教えられたりするのです。






つまり、彼らは自ら、


「自分が簡単にできないトレーニングに出会えて嬉しい」

「今出来ないということは、これが出来るようになることでパフォーマンスアップにつながるわけでしょ?つまりこれは僕の伸びしろってことです。」






このように言ってくるわけです。







一流選手はこのような思考回路なのです。

ここで注目すべきは、「一流だから」ではなく、「このような思考ができるから一流になれた」のだと思います。






つまり彼らは全ての事柄を自らのパフォーマンスアップにつなげて考えることができる。

これはJARTAの講習会でお伝えしている「コンディショニングもケガからのリカバリーも含めて全てはパフォーマンスアップのために」というピラミッド構造の項目の説明とも合致しますね。






もちろんほとんどの選手は自然にこのような発想にはなかなか辿り着けません。






でも、だったらトレーナーが一流選手の思考回路を提示してあげればいいですよね。

パフォーマンスを高めるためのトレーニング、よい心理状態で臨ませてあげることができる、そのように導ける。

それがトレーニングを更に効果的なものにする要因だと思いますし、それができる人が選手にとって必要とされるトレーナーだと思います。





このあたりに実感を持って気づかせてもらえたことが、本当にトレーナーとして成長させてもらったと感じる部分です。






ちなみに、

じゃあすでにそういう思考回路が出来ている選手に対してはどうすましょうか?






最高じゃないですか。

「一流アスリートになる資質がある」と自信を持って伝えてあげて下さい。












JARTA
代表
中野 崇